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子供のゲーム課金74万円全額返金してもらった体験談&5件の返金事例

ある日突然発覚した、息子のスマホゲーム高額課金。その額なんと74万円。全額返金してもらった体験談とコメントに寄せられた5つの返金事例をまとめました。

小学生の息子がスマホのゲーム内課金を繰り返し、課金を始めてから発覚するまでの52日の間に課金総額は74万円まで膨れ上がっていました。

その後、何度も何度も交渉を重ねて、最終的に全額返金してもらった30日間の実話を実際の請求画像も添えて公開します。

この記事を公開して以来、2023年9月1日現在、同じ悩みを抱えている親御さん601名の方々に購入して頂きました。

購入して頂いた方々の中には、当記事にコメントを投稿して下さる方もおり、そのコメント数は205コメントにもなりました。お寄せいただいたコメントには、私の事例とは違うケースや返金対応に役立つ事例が何例もあり、全額返金された方も何名かいらっしゃいます。

私はこれまで全てのコメントに対してアドバイスや返信をして参りましたが、仕事の関係上、満足のいく返信をする時間が取れなくなり、コメントを非公開に切り替えさせていただきました。

そこで、コメントを非公開にするのを機に、これまでお寄せいただいたコメントの中から、返金された方々の「5つの事例」を抜粋して公開することにしました。

もちろん、私の体験談が最も詳細に書かれていますが、他の返金事例も大変参考になるはずです。

無料記事の部分だけでも11,900文字もありますので、参考になることがたくさんあるはずですが、有料記事においては
・AppleとGoogleの返金までの流れ
・どのような連絡やメールが来るのか
・ゲーム会社との交渉
・民法の知識
・返金された事例の具体的な経緯
をまとめてあります。

実際に弁護士に依頼した方の例では40万円以上(+成功報酬)掛かっています。弁護士の先生は私なんかより高度な交渉をされるはずです。しかし、それで返金されなければ課金額+弁護士費用となってしまいます。課金額が100万円以上で、弁護士に依頼できる資金力がある方は最初からこの記事を読む必要はないでしょう。
そのお金がない方のために、返金された事例と体験談を読んでいただくことで、自力で返金してもらう方法としてまとめています。

高額な請求が来て驚き、全ての親はすぐにネットで対策を調べ始めることでしょう。すると、未成年の契約は取り消せる、消費生活センターに電話しましょうと書かれていることと思います。
しかし、皆さんの希望を奪ってしまって申し訳ありませんが現実は厳しいものです。私もみなさんと同じように、Appleに電話しましたし、消費生活センターにも相談し、弁護士にも相談しました。でも、Appleには返金を断られ、消費生活センターも失敗に終わり、弁護士からは無理だろうと言われてしまいました。

でも、あきらめたら全てが終わりです。返金されたほぼ全員が、一度は「返金はいたしかねます」と言われてからスタートして、最終的に返金を勝ち取っています。

覚えておいてください。返金してもらえる人の方が圧倒的に少ないのです。返金されなくてもそれが普通です。では、なぜ私は返金してもらえたのか?それは返金されなかった多くの人と何かが違っていたからです。何が違っていたのかは読んでいただければわかります。
この記事を読む前に、無料でできることはご自身でやってみてください。おそらく、ほとんどの方がガッカリして肩を落とし、再びこの記事に戻ってくると思います。

この記事にたどり着いたみなさんは、私たち夫婦と同じ悩みを抱えて夜も眠れない日々を過ごされていることと思います。

この記事を読むことで返金に必要な知識を身につけてください。あきめかけていた74万円の高額請求を取り下げてもらったあの日の感動は今でも忘れることができません。
課金した息子も私も妻も、今では笑い話としてときどきネタにして息子をイジっています。
そんな幸せな家庭がもう一度みなさんに訪れることを心より願っております。



事件発覚

それは、ある日突然やってきました。

2月21日の午後、私は休みで家にいました。すると13時頃、妻が青い顔をして帰ってきて、「大変な事になった・・・」と。

妻が昼頃、何気なくクレジットカードの請求金額をスマホで確認したら、請求金額が54万円になっている事に気が付いたそうです。

この時点では、まだ未請求の20万円があることも知らず・・・

我が家はクレジットカードが複数あり、今回54万円請求されたクレジットカードは毎月数千円しか使っていなかったため、ほぼ丸々54万円が身に覚えのない請求でした。妻も最初は「クレジットカードの不正利用ではないか?」と思ったそうです。

クレジットカードの明細をスマホで確認すると、54万円のほぼ全てがAppleからの請求である事がわかりました。

すぐにクレジットカード会社に電話して、「身に覚えのない54万円が請求されていて、そのほとんどがAppleからの請求になっています。」と伝えました。クレジットカード会社の担当者は、「不正利用の可能性があるのでしたら、一度Appleに電話して相談してみて下さい。」と言って、Appleの相談専用フリーダイヤルを教えてくれたそうです。

Appleとの交渉

妻は「何かの間違いであって欲しい」とAppleに電話をしました。

すると、Appleからの回答は「54万円の内、ほとんどの金額がYというスマホゲームアプリのゲーム内課金です。不正利用の痕跡はなく、課金したアカウントはご本人様(妻)のアカウントで間違いありません。」とのことでした。

妻はそのYというゲームの名前を聞いてピンときたそうです。小学生の息子が妻のスマホを使って頻繁に遊んでいるゲームの名前だったからです。

しかし、Appleによれば、「54万円は1月分でして、まだ未請求の2月分の課金が既に20万円ほどになっております。20万円は来月請求されます。」との回答でした。

合計すると74万円という、卒倒しそうな請求額です。

妻:「そのYというゲームであれば、確かにうちの子供がやっています。しかし、有料とは知らずに課金したのだと思います。何とか返金して頂けないものでしょうか?」とAppleの窓口担当の方にお願いすると、

担当者:「それでは返金を申請されますか?」

妻:「はい、お願いします。」

すると、窓口の担当者から代わり、返金などを担当するシニアアドバイザーという人が電話に出たそうです。

シニアアドバイザーにも一通り同じ話をして、返金を申請する事になりました。Appleでは請求に対して不服がある場合には「返金の申請」ができるようになっているとの事でした。

返金申請すると、返金の審査をする専門部署があり、その審査に通れば返金が認められるという事でした。

妻が「このようなケースの場合、返金される可能性はあるのでしょうか?」と聞くと、「それは専門部署が審査をしますので、現時点ではお答えする事はできません」と言われたそうです。

結果が出たらApple側より妻にメール連絡が入る事になりました。早い人の場合はすぐに返金されることもありますが、長い人は1か月以上掛かる人もいるとの事でした。

妻はそこで電話を切って帰宅したというわけです。

私はただ呆然として妻の話を聞いていたのですが、まずは妻がクレジットカード会社に電話して、Appleとの話し合いの結果を報告する事にしました。

妻:「調べてもらったところ、子供が勝手にゲーム課金していたことがわかり、Appleに返金の申請をしました。」と伝えました。

すると、クレジットカード会社は「そのようなご事情でしたら、54万円の請求は一旦保留にしておきます。事態が進展したらご連絡をお願いします。」と良心的に対応してくれました。

課金の詳細を確認

これは我が家にとって大事件です。本当に課金されているのか妻のスマホに残っている課金履歴を調べてみました。

【有料アプリの購入履歴 確認方法】

※PCの場合はiTunesで、アカウント⇒マイアカウントを表示⇒購入履歴から確認できます。

妻はiPhoneです。
スマホの場合で説明します

①「設定」を押す

②「アカウント名」を押す

③「メディアと購入」を選択

④「アカウントを表示」を押す

⑤「購入履歴」を押す

⑥ 購入履歴の一覧が見られます。
 (妻のiPhoneのスクショです)

0円となっていれば無料アプリ。
金額が出ていれば課金されています。

確かにYというゲームで、ワンプッシュ9800円もの課金が確認できました。ものすごい回数が課金されていました。



クレジットカード会社の請求明細も確認してみました。

(2月請求分)
 543,250円
 恐ろしくなるような高額な課金が、連日行われています。

(実際の請求画面)


(3月請求分)
 ※2月に保留してくれた54万円も合わせて約74万円


良く分析してみると、なぜか元旦から急に課金が始まっており、最初は3000円、6000円だったのが、数日後には1回で課金できる最高金額である1プッシュ=9800円が連続して課金されていました。

1月6日は、なんと1日で23万円も課金されています

12月以前は一切課金はされていませんでした。たぶん、元旦に従兄弟のお兄ちゃんたちと一緒にゲームをしたため、その時に負けたくなくて課金を始めたものと思われます。

もう、ただただ、妻と二人で呆然とするだけでした。

私はずっと妻に言ってきました。
「もっと子供のスマホを監視しろ」、「絶対に課金されないようにチェックしろ」と。

しかし現実はこれです。

原因は息子に何度もiPhoneの画面ロック解除をせがまれた妻が、面倒臭くなって、息子のTouch ID(指紋認証)を登録してしまったために、息子はTouch IDを使って課金の承認を繰り返していたようです。

(重要!)
課金されてしまった原因は返金審査において重要な要素です。安易に「パスワードを教えていた」などと言ってしまうと、返金率が下がる可能性があります。子供が勝手に盗み見してパスワードを覚えていたのと、親が教えていたのでは大違いですので、慎重な発言を心掛けましょう。


情報を収集して対策を検討

息子は15時過ぎに学校から帰って来ました。

私はあまりに子供が悪いことをすると、時々ビンタのひとつもくれてやりますが、さすがに今回だけは逆に殴れませんでした。

「甘過ぎる」とか、「だからこんな事をしでかすんだ」とか、言いたければどうぞ。

ただ、自分がこの立場になってみればわかりますが、「まさかうちの子が」と言うのが本音です。

この記事は、同じ思いで困っているご両親のために書いているのであって、実際に課金トラブルに直面していない方は、別に読んでいただかなくても結構です。

息子に問いただすと、悪いことをしているのはわかっていたようでした。

しかし、クレジットカードが後日まとめて決済されることを知らないため、何度かこっそり課金しても親から何も言われなかったので大丈夫かもしれないと思ったようです。

74万円という金額がどれほどの金額なのか、また、クレジットカードは後日決済になる仕組みなど、説明してもピンと来ていないように見えました。

「家族4人でスシローに行って1回5000円。それが140回行ける金額だよ。楽しかった沖縄家族旅行に2回行ける金額だよ。」と言って初めてその金額の大きさが分かったようでした。

もし、74万円って親としても大きな金額なんだと分かっていたなら、もっとコソコソやったはずです。ここまでの金額になったのは、本当に請求されるとは分からなかったか、価値がよく分からなかったからではないかと私たちは結論付けました。

それからは必死で、子供のスマホ課金トラブルについてネットで調べまくりました。

しかし、そこには安心できる内容も、不安になる内容も、両方が書かれていました。

質問形式の掲示板はひどいものでした。

「親がバカだ」
「高い勉強代だと思って払えばいい」
「返ってこないものと思って諦めろ」

完全に他人事です。

こちらは「困っているので、どうしたら解決できますか?」と質問しているのに、知識もない人が知ったかぶりで出てきたり、答えられないくせに批判してきたりと、質問掲示板など最低のサイトだと思いました。

分かっています。
確かに用心深い夫婦ではありませんでした。

しかし、現実にこれだけの請求が来たら、さすがに血の気が引きます。

ネットでの検索結果は、ざっとこんな内容でした。

・返ってきたケースと、返ってこなかったケースがある

・返ってきたケースと、返ってこなかったケースのパターンが一致しないため、ハッキリとは答えられない

・これまで裁判になったケースが少なく、判決も様々である


弁護士ドットコムにも有料登録して、数名の弁護士に質問してみました。

しかし、返ってきた返事は似たような内容で、「返金してもらえる可能性はありますが、返金されないケースが多いようです。詳しくは弁護士事務所にご相談ください」。
ただの弁護士営業の窓口だったんですね。有料登録して損しました。

そこで私たちはAppleからの回答を待つことにしました。

Appleからの回答

人間は苦しい時、自分に都合の良い話だけに耳を傾けたくなるものです。

ネットで検索した同様のケースの中で、返金された話ばかりをすっかり信じており、いや、最悪の事態は想像したくなかったのが本音です。

「まさか、こんな法外な金額が返金されないはずがない。8割方返ってくるだろう」、そう自分に言い聞かせていました。

そして、返金を申請してから毎日、「今日こそ連絡が来るだろう。明日こそは。」と、待つこと13日目。

3月6日にAppleの担当者からメールで回答がありました。

最悪です・・・

「本日専門部署より返金審査終了の回答が入りましたが、大変申し訳ございませんが専門部署にてお客様のお問い合わせ内容を慎重に確認いたしました結果、お客様のご購入は次の iTunes Store の利用規約に基づく返金の条件を満たしていないとの事で回答が入りました。」

============

結果は「返金できない」というものでした。
その理由は「利用規約に基づく返金の条件を満たしていないから」との事。

利用規約は約18000文字。
原稿用紙で約45枚もの長文です。
何度も読み返しましたが、とてもではありませんが利用規約のどの部分に抵触しているのかなど、素人には全くわからない内容です。

教えてもらっていたAppleのフリーダイヤルに電話して、「どの点が利用規約に抵触しているのか?」と担当のシニアアドバイザーに聞くと、「どの点なのかは、法律的な専門部署が判断しているため、自分たちにもわからない」との回答でした。

どこに抵触しているのか教えてくれなければ反論のしようがありません。


消費生活センターへ

翌日、私は藁をもすがる思いで、「国民生活センター」のホームページに出ていた、「全国の消費生活センター」の「消費者ホットライン188」に電話してみました。

消費生活センターは居住地にある消費生活センターが紹介されるようになっています。

電話に出た相談員の方が、「今から来られますか?」と言うので、課金がわかる資料を持って伺いました。

これまでの経緯を説明した後、相談員さんがApple直通の電話番号を知っているとのことで、電話をかけてくれました。
その番号は妻がクレジットカード会社から聞いていたフリーダイヤルと同じ番号でした。・・・という事は高額課金トラブルでも、特別な電話番号は無いということです。

本件担当のシニアアドバイザーが不在だったため、相談員さんは違うシニアアドバイザーと交渉してくれました。

私は横で聞いていましたが、相談員さんがどんなに交渉しても、昨日の話となんら変わらず平行線のままで、「利用規約に違反しているから」としか教えてもらえず、何を言っても返金してもらえそうな感じではありませんでした。

今回の件とは別の話ですが私は以前、消費生活センターに、ある支払いの返金相談で電話したことがあります。
その時は「そういうケースでは、返金される事はほとんど無いと思ってください」と電話の段階で断られました。
しかし諦めきれなかったため、消費生活センターを頼らずに自力で相手会社と何度も交渉したら、全額11万円を返金してもらえたことがありました。

消費生活センターの相談員さんは、人にもよると思いますが、そこまでの交渉力は無いのかもしれませんね。


話は戻り、相談員さんとシニアアドバイザーとの交渉が長引いているので、私が電話に代わらせてもらい直接交渉しました。

こんな時、よく声を荒げる人がいますが逆効果です。
相手も人間です。
今回こんな事になっているのは親の責任です。それを自分の立場も忘れて偉そうに怒鳴るなど、もってのほかです。

それこそ相手が機嫌を損ねて、冷徹に応対するように開き直ってしまったら、もう終わりです。「何度お願いされても、結果は変わりませんよ。」とバッサリ切られて終わりです。
話を聞いてくれているだけでも有難いと感謝しながら交渉していれば、もしかすると道が開けるかもしれないのです。

私はこれまで、数々の交渉をしてきましたが、必ず成功するのは丁寧に交渉した時です。

私は「今日不在の担当のシニアアドバイザーの方から、後日もう一度、直接お電話をいただきたい。」と伝えて、消費生活センターをあとにしました。


決めた!もう誰にも頼らず、自力で交渉するしか道はない

消費生活センターもあてになりませんでした。

もうこうなったら、自分の力で交渉していくしかありません。

この日から私は、誰の力にも頼らず、自分自身の力で必ず返金してもらうと心に決め、猛勉強を始めました

理論武装で対抗するためです。

法律的な勉強のほかに、ゲーム会社との交渉もはじめました。ゲーム会社の対応はネットで調べればわかりますが、会社によりその対応は実に様々です。

日本の大手ゲーム会社で資本力があり、社会的にも認められているゲーム会社は容易に返金に応じてくれるケースもあるようです。

しかし、私の場合は違いました。

子供たちから大人気のキャラクターを使用したゲームですが、それはただ版権を持っているだけであり、ゲーム会社自体はとんでもない会社がやっていました。

ゲーム会社との交渉は難航しました。返すつもりなどさらさら無い企業です。それが現実です。

同じトラブルを抱えている親御さんは一度ゲーム会社に交渉してみると分かりますが、恐らく簡単には返金してくれないはずです。

しかも、準備もせずに何度も電話してしまうと、成功率が下がってしまいます。どこの企業も必ず問い合わせの履歴は残っているでしょうから、平行線の交渉を何度もしてしまうと、失敗に終わる可能性が高まります。

交渉はしっかりと理論武装してから望むと成功率が上がります。


ここから本当に苦しい日々が続きました。

返金されなかった最悪のケースも想定して、資金繰りも視野に入れていました。

しかし私たち夫婦は絶対にあきらめませんでした。3万~5万円程度なら、ここまで戦わなかったと思います。

でも、そんな金額ではありません。

仮にあきらめたとして、息子に対していつまでも恨んでしまわないだろうか?「74万円もあったら・・・」といつまでも引きずらないと言えるのか?

息子がまた何かをしたときに74万の話を蒸し返してしまいそうで、そう思うと、何がなんでも返金してもらわなくてはならないと思いました。


そこから長い長い日々が続きました。

法律の勉強をして、弁護士事務所にも電話で相談しましたが、「かなり難しい」と言われました。弁護士の先生はいつも法律の範囲内でしか教えてくれません。弁護士に「無理です」と言われたら、「弁護士が無理なら、自分にできるはずがない」と普通なら思ってしまいます。

しかし弁護士にできなくても、素人の自分にもできることがあるのです。

話が脱線してしまい申し訳ありませんがご容赦ください。
4年ほど前の話ですが、夜中に車で国道を走行中に、私の前を走っていた2tトラックが路上に落ちていたタイヤの破片を巻き上げて、その破片が後ろを走っていた私の車のフロントバンパーにぶつかって傷が付いてしまったことがありました。

すぐに警察を呼んだのですが、驚いたことに、このケースでは前を走行していたトラックの運転手が落とした落下物ではないから、タイヤがバーストした運転手にも、踏み上げたトラックの運転手にも罪はなく、前方不注意で私の責任だというのです。

(そんな・・・・・・)

最終的に保険の弁護士特約を利用して弁護士を投入したにも拘らず、「このケースでは保険会社はまず支払わない」と言われました。ネットで調べても同じでした。

しかし、私は自分で相手の保険会社と交渉して、最終的に125,000円全額を払ってもらいました。

もちろん、一度も怒鳴ったり、悪質な手法を使ったりはしていません。

弁護士にできなくても、素人にしかできない事はたくさんあります。弁護士は一般的な法律上の解釈でしか動いてくれません。


昨年妻が近所の交差点内で起こした車同士の衝突事故のときも保険の特約を使って弁護士に相談しましたが同じでした。

弁護士は「妻:相手=4:6」と言いました。

しかし、最終的に弁護士をあきらめて、自分で相手の保険会社と交渉し、「妻:相手=1:9」にしてもらいました。


弁護士が諦めることであっても、苦しんでる張本人だったらできることがまだまだたくさんあります。

弁護士にしてみれば数十万円程度のゲーム課金など、少額の返金くらいにしか考えてくれないと思っていいでしょう。

スマホゲーム課金の返金審査はやってみればわかりますが基本的には事務的です。マニュアル通りに進行していき、審査基準に適合すれば返金、適合しなければ返金されないという仕組みです。

ゲーム会社との交渉も同じです。「誠に残念ではございますが返金には応じかねます。」と、定型文をペタっとコピペしてメールで返信してくるだけです。

ゲーム課金は普通なら返ってきません。返ってくる方が珍しいのです。

それをくつがえすのですから、普通の人と同じことをしていては普通の人と同じ結果になってしまいます。


話が少しそれましたが・・・

私は弁護士が無理だと言ってもあきらめませんでした。ネットで他人が無理だと言っても無視しました。


そして、猛勉強を開始して理論武装し、Appleとコツコツ交渉を続けました。

怒鳴らず、丁寧に、何度も何度もメールをしたり、電話で交渉したりを繰り返しました。


えっ?もしかして返金された?

それは、ある日突然やってきました

事件発覚以来、何度も確認していたアプリ購入履歴の画面に、今まで見たことのない赤い文字が・・・

74万円分の全ての購入履歴に赤文字で「返金済み」と書かれてあったのです。


「これはまさか… 返金されることが確定したのでは!?」
何の連絡もないので100%返金されるとは思えませんでしたが、「おそらく90%以上は返金されることが確定したと考えてよさそうだ」、直感的にそう思いました。でも、万一違っていたら落胆も大きいので、疑っておこう…

それから数日後・・・
私と妻が一緒にいるときに、Appleから一本の電話が掛かってきました。

長かった戦いは終わりを告げようとしていました。

「74万円全額、審査で許可が下りましたのでお電話差し上げました。」

高額課金が発覚してから、ぴったり30日後の3月22日。
Apple様も、クレジットカード会社様も、何一つ話がこじれることなく、円満にご納得いただいた上で、晴れて74万円全額を返金していただけることになりました。電話をもらったとき、妻も私も涙があふれていました。


この先、どんな方法で交渉したのかは有料記事とさせていただきます。

なお、私たちと同じ方法で交渉すれば必ず返金されるという保証は一切ありません。ただ、実際に私たちは返金してもらえました。

有料記事ではAppleの返金審査の流れや、ゲーム会社との交渉方法、法律的な解釈など、詳細に記述しています。
ゲーム会社とのやり取りも、相手がどのように出てくるのか詳細を掲載しました。


また有料記事では
どのような言葉
どんな方法で交渉
なぜ返金されたのか
返金されない人との差はなにか
・これをやってはいけない

これらの事について、「細かく」、「わかりやすく」まとめてあります。

交渉には相手を動かす、正しい手順があります。
同じケースでも返金されていない人はネット上にたくさんいます。

返金されなかった方々は何かが違っていたのかもしれません。
返金してもらえた事例は数少ないので、大変参考になる事と思います。

なお、私の場合はAppleでしたが、当記事をご購入いただいた方の中にはGoogleでも全く同じ交渉方法で返金された方も多数いらっしゃいます。
コロナの影響でご自宅でのスマホゲーム課金トラブルが増えているようで、当記事の購入数が急増しています。

私は思います。
子供が数十万円も使って、しかも単なるデジタル的な課金です。それが返ってこない世の中があってはならないと思うのです。
なにがなんでも返してもらいたいと考えておられるようでしたら、この後の有料記事をご覧ください。
32,000文字(原稿用紙で約80枚)の長い記事を書きましたので、時給として1480円は頂きますが、内容と比較して充分ご納得いただける金額に設定したつもりです。


有料記事には私以外の返金された5つの事例を掲載しています。

例)
==============
コメント者:Nさん(有料記事内でも仮名)
子供の年齢:小学5年
性別:女子
課金方法:GooglePlay
課金ゲーム:シンガポールが本社のE社(日本支店あり)
課金総額:42万円

状況:カード利用通知から高額課金利用が判明。4日間の間にトータル約42万円。スマホは子供本人のスマホ。安心オプションも付けていたので安心していた。
スマホの契約時、会員情報ログインIDにGmailアドレス、パスワードは初期設定で登録した4桁を設定した。
子供にはパスワードを秘密にしていたが、親のスマホロック解除と同じ番号だったため、子供が試しに打ってみたらゲームのインストールとゲームのアイテムがゲットできてしまった。

(有料記事では「******」部分を公開しています。)

経緯:
・課金判明後にすぐにGoogle Playの購入履歴から**********をリクエスト
・返信しかねるとメールが来る
・*********に行くと、ゲーム会社に*********の交渉をするように促された
・Google社(GooglePlayコミュニティ)と、**************に関してのメールをした
・ゲーム会社からメールがくる。「弊社としましてチャージ(課金)ページにおいて、年齢確認を設けております。※添付画像「年齢確認」、「未成年」にご参考ください。返金処理に関しまして、ユーザー様のゲーム内課金は************されて、******は**にお支払いすることとなります。また、お客様のクレジットカードなど個人情報上の問題で、************を有しません。お手数をおかけしますが、返金対応は***************へお問い合わせいただけますようお願い申し上げます。」
・Gooleに対し、課金まで行き着いた*********、利用履歴ややり取りのメール等を直接********に持ち込んだことをディヴェロッパーとGoogle社にも伝えた。
・Googleの担当者からメールが届く

(※有料記事ではこの部分に数十行に及ぶGoogleからの具体的な質問事項を掲載しています)

今回のようなご家族や身の回りの方による誤った(許可のない)購入に関してのサポートは特別なものとなっており、精査を含め 1 度限りの対応となっております。万が一今後同様の問題が発生した場合でも、Google では対応ができかねますのであらかじめご了承ください。
・Googleより、上記への返信をした2日後に「払い戻し希望額全額が返金される」とのメールが届く
・無事返金された
==============

Googleがどのような視点で質問してくるのかについて、ここでは省略していますが、有料記事では詳細を公開しております。


有料記事内でピックアップした5つの事例概要

(有料記事では詳細を掲載しています)

【実際に返金された5つの事例】

■コメント者:Cさん
子供の年齢:12歳(中1)
性別:女子
課金方法:GooglePlay
課金ゲーム:ゲームP
課金総額:32万円

■コメント者:Mさん
子供の年齢:9歳
性別:男子
課金方法:GooglePlay
課金ゲーム:ゲームR
課金総額:13万円

■コメント者:Sさん
子供の年齢:4歳
性別:男子
課金方法:GooglePlay
課金ゲーム:ゲームY
課金総額:20万円

■コメント者:Tさん
子供の年齢:小学校高学年
性別:男子
課金方法:GooglePlay
課金ゲーム:ゲームY
課金総額:39万円

■コメント者:Nさん
子供の年齢:小学5年
性別:女子
課金方法:GooglePlay
課金ゲーム:シンガポールが本社のE社(日本支店あり)
課金総額:42万円


上記5つの返金された事例のほかに、返金されたかどうかが不明の3つの事例(コメント投稿が途切れただけで、後日返金されている可能性はある)と、弁護士に依頼して返金された1例も追加してあります。

【弁護士介入で返金された事例】
■コメント者:Sさん
子供の年齢:12歳
性別:男子
課金方法:iTunesカード
課金ゲーム:ゲームKほか4社
課金総額:150万円


ここまでの無料記事部分は約11,600文字ですが、有料記事は法律の解釈や返金された5例も含めて22,700文字(合計34,300文字)のボリュームで返金方法の詳細を記述しています。
我が家と同じケースでお悩みの親御さんに、私たち夫婦の経験と、返金された方々の体験談が、少しでも皆様のお役に立てれば大変うれしく思います。

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