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企画メシ2024 第4回 四コマ漫画「Excel婚活」

現在の「好き」だけでなく、過去の【出会い】から未来に続く【価値観】へ、時間軸を広げる「Excel婚活」。あなたが無意識に心に留めている知人、データドリブン婚活で、潜在的な可能性=「Excel婚活の窓」を開きます。
特に、理系・30歳代以降の方が結婚を考えるヒントになると幸いです。
あなたしか知らない運命のひとりを知る方法を、惜しみなくお伝えします!


※この記事は誤操作で一度削除してしまいました。初回のnoteに「スキ」くださった皆様、いま一度、本noteに「スキ」頂けますとありがたいです。
削除事故についての記事はコチラにございます💦

Excel婚活の体験談

私は、電機メーカーで勤務する、現在アラフィフの女性です。家族は3人、主人と小学生の息子と暮らしています。
本日のお話「Excel婚活」、それは、15年ほど前、
新型インフルエンザが突然流行した、とある冬のエピソードでした。

1コマ目

当時、勤続約10年。栃木県内の工場で、二交代勤務での総合試験に従事していました。京浜地区で一人暮らしなのに、マンスリーマンションと二重生活。北海道出張もたびたび行き、肉体的にも精神的にも、過酷な毎日でした。もはや、彼氏いない歴が何年になるかも定かに思い出せないほど、仕事三昧の生活。そんなある日・・・

ただ一人、すべてを話せるパートナーを心底!希求する一心から、

①仕事してるフリして、知る限りの独身男性をExcelに書き出した

のでした。
幼稚園・小学生以来の幼馴染から、隣の部署の事業部長まで、100人ちょっと書き出したのを覚えています。

2コマ目

さらに・・・

②リスト全員ランク付けし、
③1位から順にトライしてみました

ランク付けとは、具体的には、Excelのセルの切り取り/貼り付けを繰り返し、1位から順に並べ替えを行った作業を指しています。
「A君はビジュアル良いけど、実家は遠方・・・」
「B君は普通の幼馴染だけど、大学頑張った・・・」
こう申し上げると、極めて失礼な話ですが、ただ一人、すべてを話せるパートナーを心底!希求する気持ちは、それほど切実なものだったのです。

3コマ目

なぜExcel?というのは、仕事しているフリしていたから、ですが、
1位を見出す作業が、なぜ重要なのか?というと、
ミリミリとランク付けしたこの作業の意味は、
私自身の価値感のランク付けだった
ということだと思います。
この結果、「温厚」で「誠実」な人を大切に思う、私自身の価値観を知ることになりました。

自分自身の価値観をランク付け

さて、順位づけしたExcelリストをみてみると、最初、上位3人の方々は申し分なく、どの人でもアリかも、と思いました。
そこで、とにかく口実をつけて、1位の人を、お茶に誘ってみたのでした。

その1位トライの結果、主人になりました。

お互い『遅い結婚』を自覚していて、GOしない理由がなかった、というところでしょうか。ほどなく、向こうから「結婚を前提に付き合いましょう」と言ってくれました。

4コマ目

これは後から聞いた話ですが、主人が、在所の母に携帯メールで私の写真を送ったところ、
「手・放・す・な」
と、母から返信をもらった、とのことでした。
義母のファインプレーにも大きな力添えをもらった形になりました。


ただ一人のパートナーを
知っているのは、あなたの心だけ。

運命の人は、いまも
あなたを待ち続けています!

ただ一人のパートナーを希求中のかた、
今度ためしに、Excelであなたの1位を探してみてください!

Excelで見つける「あなたの1位!」


(あとがき)

「Excel婚活」を企画メシ2024でシェアしたところ、講師の方々、同期の企画生から、暖かいコメントをたくさんいただきました。ありがとうございます。

講師から頂いたコメント

言葉をこよなく大切にする、企画メシ主宰の阿部広太郎さんから
「ただ一人のパートナーを
 知っているのは、あなたの心だけ。」
の言葉をピックアップ頂いて、嬉しかったです。

四コマ漫画講師のあんじゅ先生から、四コマ部分をカラー、欄外のつぶやきをモノラルに、分けた点が良いと言っていただきました。素朴でも、独自の工夫点には目を留めて頂けるものなのですね。

企画生から頂いたコメント

企画生から、発展形として、Excel婚活で見出した自分の価値観をキーワードに設定する、等、いま主流のアプリ婚活へ応用するアイデアを頂きました。

また、別の企画生から、Excelの列には何を書いたか、質問頂きました。私はこのとき1列、お名前のみ書いていったように記憶しています。もし、複数列記述するなら、価値観や長所もメモするのもよいと思います。もしくは、その相手がしてくれたことをメモするのもおススメです。

  • 「幹事として飲み会を開催してくれた」

  • 「二次会のお店を見つけてくれた」

  • 「ウーロン茶の注文を店員に伝えてくれた」

  • 「カラオケのマイクを渡してくれた」

  • 「割り勘を計算してくれた」

  • 「出口のドアを押さえて通してくれた」

  • 「LINEグループを立ち上げてくれた」

ささやかでも、相手がしてくれたことを思い出し着目することで、相手を見る自分のまなざしに感謝が宿り、それが相手からの好感を誘うように思います。

他にも「LINEに残っている人を眺めながら、ランク付けを考えました!」と言ってくれた企画生もいました。ただ、n=1で恐縮ながら、私の場合、上位3人は全員、携帯のアドレス帳に入ってない人達でした。同じ組織に所属しているけれど、いまは直接の接点はない人たち、例えば

  • 「全社活動で知り合った」

  • 「小中高の大同窓会(学年全員が集合)で、たまたま立ち話した」

  • 「社内研修のあとの飲み会で同じテーブルだった」

…そんな、やり取りしたことがない知人というのは、無意識にある潜在的な可能性の域にあるメンバーと言えます。連絡したことはないけれど、あなたの心に留まっている人には、Excel婚活で知る限りの独身者をすべて洗い出し切ることで、はじめて意識的にアプローチできるのではないでしょうか。

この概念を図示してみます。横軸連絡の関係性(疎→密)縦軸期待する親密さ(疎遠でもいい→親しくなりたい)とします。

  • :数として一番多いのは④、例えば、他クラスだった同級生や、仕事で接点のない同僚など、普段は連絡先を持ち歩いていないし、今後に必要が生じれば連絡し合う知人です。

  • :スマホに連絡先は入っているけれど、改めて素の自分で考えると、本当に自分が願う人生で共に歩みたいか、モヤっとする知人です。Excel婚活で知る限りの独身異性を洗い出してみると、③の多さに愕然とするかも知れません。

  • :自分としては親しくありたいし、連絡先も持ち歩いている知人です。婚活を意識すると頭に浮かぶのは②の人が多いと思いますが、相手のある話なので、相手にとって自分はどうなのか?も、考える必要があります。

  • 無意識に親しくなりたいと心に留めているのに、取り立てて連絡したことのない人が①、Excel婚活して初めて意識に上がる知人です。

Excel婚活の窓

Excel婚活の窓

ジョハリの窓、という自己分析の概念がありますが、ざっくり知人の概念に当てはめると、上のような、Excel婚活の窓になります。知る限りの独身異性をとことん洗い出すことで、はじめて婚活対象の一人としてリストに入り、①の窓を開くことになると考えられます。


ちなみに
「運命の人に、既に出会っている」と考えるExcel婚活ですが、
思い返すと、それ以前に、私は業者の有料婚活したこともあったんです。
華やかなレストランで、初対面の人とパーティしたり紹介されたりを通して
「あー、私はどうやら、仕事や学校などバックグラウンドが一緒だった人でないと始まりそうもないのかも」
と気づき、課金の切れ目で業者婚活を終了したことがありました。
この業者婚活の経験も、それまでの生活で接点のあった人たちにフォーカスするExcel婚活のヒントになった訳ですから、無駄ではなかったと思います。

業者婚活からも、いいヒントを頂きました

さらに、「運命の人に、既に出会っている」を掘り下げますと、
「相手も結婚せずに待っている」とも言えるかも知れません。
そう思うと、一刻も早く、見つけて差し上げる使命感が湧きませんか?

バックグランドが一緒だった人とは、ざっくり言って、共通の思い出があり、共通の知人がいます。完全に初対面の人と比較すれば、地元や学校や会社が同じ人とは、近いものを選び、似た環境で過ごしてきた時間があります。「不可抗力だよ!」と言われるかも知れませんが、つまり、大切にする価値観が合う確率が0ではないのだと思います。

私自身の心理面では、24時間365日、自分を縛る結婚への義務感から解放されたのも大きかったです。会う人会う人(この人独身かな・・・)の意識に頭のなかのリソースが消費されていた日々、思い返せば辛かったです。

この何年か前、私が20代後半に本屋で見つけた『あきらめきれない彼を手に入れる恋愛の極意』という本に、自分の人生のコックピットに座る、といった記述があったように思います。
焦りの沼の上でルームランナーのように足をばたつかせていたのでしょう。あきらめきれないとき、次に進めないとき、見つめられなくなっていたのは、自分自身の価値観だったのですね。

Excel婚活をいま風に言うならと、データドリブン婚活、でしょうか。
現時点の「好き」「好みのタイプ」といった気持ちも大切です。ただ、変わりうる気持ちに未来を託せるのか、ご自身で不安に思うかもしれません。

ご紹介したExcel婚活は、もう少し中長期に目を向けこれまでの出会いを思い起こし、未来に続く価値観にフォーカスするものです。
自分の本当の価値観に向き合う時間をExcel婚活で確保し、とにかく次に進んだ結果、私は初めて、自分の人生のコックピットに座ったように感じました。



すべてを話せるパートナーと、ともに暮らす日々、好いです。
Excel婚活、どなたか一人でも、何かのヒントになりましたら嬉しいです。

皆さんが
お幸せになりますように。なぐちけいこ

四コマ漫画「Excel婚活」

四コマ漫画「Excel婚活」

画像は「いらすとや」からいただきました。ありがとうございます。

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