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両生類と爬虫類って何を食べてるの? 食べ物のひみつを探ってみよう!

こんにちは!今回は、両生類と爬虫類の食べ物について見ていきましょう。カエルやヘビって、どんなものを食べているか知っていますか?それぞれの動物は、住んでいる場所や体の作りが違うから、食べ物もいろいろです。両生類と爬虫類の食べ物について楽しく学んでいきましょう!



1. 両生類と爬虫類ってどう違うの?

まずは、両生類と爬虫類がどんな動物か、簡単に説明しておきましょう。

  • 両生類(りょうせいるい)は、「水の中」と「陸の上」の両方で生きられる動物のことです。カエルやイモリがその仲間ですね。両生類は小さいころは水の中で育ち、成長すると陸に出てくることができるようになります。

  • 爬虫類(はちゅうるい)は、陸の上で生活する動物で、体は鱗(うろこ)で覆われています。ヘビやトカゲ、カメがその仲間です。爬虫類は冷たいところでは動きが鈍くなり、温かいところで活発に動ける特性を持っています。

両生類は水辺でも生活できるけど、爬虫類は基本的に陸の上で生活する動物なんですね。このような違いから、食べ物もそれぞれの暮らしに合ったものが中心になります。


2. 両生類の食べ物

次に、両生類がどんなものを食べているのかを見ていきましょう。両生類の食べ物は、成長するにつれて変わっていきます。

幼生期(ようせいき):オタマジャクシのころの食べ物

両生類の赤ちゃん、つまりオタマジャクシのころは、水の中で生活しているので、食べ物も水中で手に入るものになります。オタマジャクシは植物の小さな粒や水の中にいる微生物(びせいぶつ)を食べます。水草や藻(も)なども食べることが多く、基本的には「草食性(そうしょくせい)」です。

オタマジャクシ

オタマジャクシ | となりのカインズさん

成体期(せいたいき):カエルになったら

成体になると、食べ物ががらりと変わります。たとえば、カエルは「肉食性(にくしょくせい)」になり、昆虫(こんちゅう)など動くものを好んで食べるようになります。カエルが特に好きな食べ物はハエやコオロギ、バッタです。カエルは視覚(目)で動くものを見つけ、それに素早く反応して捕食します。長い舌をシュッと伸ばして、昆虫をキャッチするのが得意なんですよ!

ニホンアマガエル

カエル図鑑 – Web両爬図鑑


3. 爬虫類の食べ物

爬虫類も、それぞれの種類によって食べ物が異なります。大きく分けると、「草食性」「肉食性」「雑食性(ざっしょくせい)」の3つに分けられます。では、それぞれの爬虫類の食べ物を見てみましょう!

草食性の爬虫類:リクガメやイグアナ

一部の爬虫類は、植物だけを食べる「草食性」です。たとえば、リクガメやイグアナがその仲間に入ります。草食性の爬虫類は、葉っぱや果物などが大好きです。野菜や果物をもりもり食べる様子はとてもかわいいですよ。リクガメは、タンポポやクローバーなどの野草や、ニンジン、サツマイモなどの野菜をよく食べます。また、イグアナもバナナやパパイヤなどの果物を好んで食べます。かたい植物をかみ砕くために、しっかりしたあごを持っています。

リクガメ

リクガメ|anicom you

肉食性の爬虫類:ヘビやトカゲ

爬虫類の中には、肉食性で小型の動物や昆虫を主な食べ物とする種類も多くいます。たとえば、ヘビや肉食のトカゲが肉食性の爬虫類です。ヘビは、マウスや小鳥などの小動物を捕まえて食べることが多く、飲み込むようにして食べます。トカゲも昆虫が大好きで、コオロギやゴキブリ、ミルワームなどを食べます。肉食の爬虫類は、獲物を見つけるとすぐに捕まえるため、鋭い反射神経と強いあごの力を持っているんですね。

シマヘビ

ヘビ図鑑 – Web両爬図鑑

雑食性の爬虫類:フトアゴヒゲトカゲ

爬虫類の中には、「雑食性」といって、植物と動物の両方を食べる種類もいます。たとえば、フトアゴヒゲトカゲがその例です。フトアゴヒゲトカゲは野菜や果物も食べるし、コオロギやゴキブリも好んで食べます。雑食性の爬虫類は、環境に応じてさまざまな食べ物を摂ることができ、いろいろな場所で生き延びるのに適しています。

フトアゴヒゲトカゲ(ハイポメラニスティック)

フトアゴヒゲトカゲ|キョーリン


4. 両生類と爬虫類の食べ物をまとめてみよう!

ここまで見てきたように、両生類と爬虫類の食べ物は大きく異なります。それぞれの特徴を簡単にまとめてみましょう。


両生類と爬虫類の食べ物まとめ

両生類は、成長に応じて食べ物が変わることが多く、オタマジャクシのころは植物中心で、カエルになると昆虫がメインになります。一方で爬虫類は、草食性や肉食性、雑食性といった食べ物の違いが種類ごとに分かれているんですね。


5. どうして違うものを食べるの?

両生類と爬虫類の食べ物が違うのは、それぞれの体や住む場所が違うからです。

  • 両生類は、オタマジャクシのころは水の中で生活しているため、植物の小さな粒や藻を食べるのが自然です。そして、成長して陸に出るようになると、動く昆虫を捕まえることができるようになります。

  • 爬虫類は、基本的に陸で生活し、鱗に覆われているため、陸上の植物や動物が主な食べ物です。草食性の爬虫類はかたい植物をかみ砕く力があり、肉食性の爬虫類は獲物を捕らえる鋭いあごや歯を持っています。また、雑食性の爬虫類は、身近な食べ物に適応することで、食べ物が限られた場所でも生きていけるのです。


6. まとめ

両生類と爬虫類の食べ物について、いろいろとわかってきましたね!それぞれの体の作りや生活の仕方に合った食べ物を食べていることがわかりました。

  • 両生類は、オタマジャクシのころは水中の植物や小さな生き物を食べ、成長すると昆虫を捕まえて食べるようになります。

  • 爬虫類は種類によって、草食性、肉食性、雑食性に分かれていて、それぞれの食べ物に適応した体のつくりや食べ方があります。

自然の中で、動物たちがどのように食べ物を見つけて、食べて生きているのかを知ると、ますます興味がわいてきますね!


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