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protein_nabeさんインタビュー
protein_nabeさんの経歴
サーバ運用エンジニア1年半の駆け出しです。その前は1年半ほどIT派遣営業をしてました。
現在の業務はサーバ運用の中で、障害対応、システム変更、若干VMの構築とネットワークライセンス製品のインストールが担当となっています。
あとはエンドユーザのIT部門の各アプリ担当からOracle DBに関する相談を受けたりなどもしています。
学生の頃ですが法学部の学生でしたので、ITのことは学んでません。
protein_nabeさんのインタビュー
――法学部出身で営業をしてからエンジニアになったのは私と全く同じですね。文系って勉強したことを仕事にするのが難しいんですが、法律も仕事にできる人なんかほとんどいないです。
全く知識ないなかで、ITには興味持つきっかけとかあったんですか?
実は、大学卒業時にひとつも内定がないまま卒業してしまいまして、2年間フリーターをしていた時期がありました。さすがにこのままではよくないと感じていた時に、身内がエンジニアだったことを思い出しました。
正直その身内を舐めていたところがあり、あの人にできるなら自分にもできるだろうと、甘い考えでIT業界に飛び込みました。
――それも似てますね。私も友達が中途でITに飛び込んでうまくやってるから、安易にできるだろうと思いました。
その時は営業で応募されたんですか?
いえ、エンジニア応募だったのですが、当時の私は半ば拾って頂いたような形で営業として入社しました。
私がいる会社は、その身内が勤めていた会社でして、その身内を偉い方は知っていたこともあり、お恥ずかしながら温情で採用頂いたという経緯です。かといって営業の適正もあったわけではなかったんですが。
――それはそれで縁ですよね。確かに営業は知識がなくても根性ややる気でカバーしやすいとも思います。
それで営業は1年半されてるわけですが、その間もエンジニアになりたい気持ちが募るわけですね。
そうですね、むしろ営業をすればするほどエンジニアをやりたい、むしろやるべきだと強く思うようになりました。そもそも自分の商材のことを深く知らずに営業なんてできるわけがないと思うようになっていきました。
ITエンジニアが現場で何をしているのか、ITとは何か、企画→開発→テスト→リリース→運用という流れを、どの程度大変なのかというのを全く知らずに営業するなんてどうかしてる!と、当時の課長にかみついたこともありました。
――それってエンジニアでもわからない人がいっぱいいます。特に企画はほとんどの人がやったことないんじゃないかな。体感的には企画から設計するのって割と嫌がる会社多いです。できる人が少ない。
今にして思えば、企画の部分はエンドユーザにやってもらって方針示してもらってからのほうがいいなとは思います。
――エンドがちゃんとした企画を書ける、要件定義をちゃんとできる、もっと言えば非機能要件までしっかり書けると楽です。
でも世の中そう有能な人がいないので、下流に降りながら具体化していく。その過程で上流の問題点が明らかになって揉めたりします。
勉強になります。私はいわゆるコードを書いて開発するというのは本当にさっぱりなので。インフラも勉強中ですが。
だってインフラだけでも技術領域がめちゃくちゃ広いじゃないですか。だから設計できる人はすごいなあと尊敬しています。
――営業からエンジニアにはどういうきっかけで転身できたんですか?
営業しながらITパスポートの資格を取ったのがきっかけかもしれません。
私を採用して頂いた偉い人には、エンジニアやらせてほしいと会うたびに言っていたのですが、どうにも伝わらなくて。
でも一歩目としてはITパスポートは本当にいい勉強になりましたし、多少なりとも熱意が伝わったんじゃないかと思います。
――私もITパスポートからやりましたが、基礎の基礎を覚えるにはすごくコスパのいい優れた内容だと思います。
そして、どんな案件にアサインされたのでしょうか。
今の現場は、元請がPC運用、ヘルプデスク、サーバ運用の3つを請けていて、自分が最初にいたのはPC運用でした。
最初1か月はPCのキッティングだけひたすらやっていました。最初は手順書を見ても意味が分かりませんでした。ただ、マスターがすごいしっかりしていたので、上辺だけでも理解できればなんとか業務はこなせていました。
――キッティングってそれなりに手間もかかるものなので、ちゃんと作業できるように整備されてたのはいいですね。
エンドユーザからの要求数が尋常ではないくらい多く、キッティングに手を回せないということから、マスターをしっかり作るようになったと聞いています。win10切り替えの時は3000台だか5000台くらいで、それなりに台数も多かったので。
――それで今はサーバの仕事なんですよね。PC運用からチームが変わったんでしょうか。
PC運用からひとり誰でもいいからサーバ運用に来てほしいという話があったので、これまた軽い気持ちで手を挙げたのがきっかけでした。
――手を挙げるの大事です!そういうところからチャンスが生まれます。
何事もチャレンジ!というのがモットーでもあったのですぐに手を挙げたわけですが・・・。
当時は障害が頻発しており、業務量が平時の1.5~2倍くらいまで膨れていました。
当時のサーバ運用メンバーも、まさか未経験が来るとは思っていなかったのだと思います。先輩社員が未経験を教えられる余裕もなく、3か月くらいほぼ放置状態でした。
――あるあるですね・・。余裕がないから人はほしいけど、余裕がないから教育ができない。これはつらいですね。
障害発生時にみんなが忙しいときに「自分だけ何もできない」というのはすごく悔しくて、メンバーに自分ができることはないか聞きまわってました。
あとは障害対応で手を付けられていなかった定常作業も全部引き受けていました。
――経験の少なさを埋めるには意欲と勉強でアクションしていくしかないんですよね。経験していくとちょっとずつわかるようになるんですが。
そうですね、やらないとわからないってこういうことかと痛感しました。
勉強するときも、対応経験があると「あーっ!これかー!」ってなるのが楽しいです。
――最後に何か伝えたいことはありますか。
IT業界の営業はエンジニアを経験すべし!!!!
システムや技術への理解はもちろんですが、いわゆるSES企業の営業なら人材を扱うので、エンジニアという立場への理解も含めるべきだと思います。
――なるほど!大事ですね。本日はありがとうございました。