ぼっち在宅介護 冬支度の余談《mission0》古いモノとの距離
なんだか、暑いですね。
慌てて冬支度がいったのか?とか思ったりもしますが、父の体調とかを考えれば、終えられるものは終えといた方が良いなと言うことで。
父の部屋は、ほぼほぼ片付いてきて…
あとは、結露対策のジャバラを仕込むのと、細々とした医療と介護備品をあちこちに片付けたりしていく感じです。
が、細々系、コレが苦手…
なかなか着手できず…廊下に掘りっぱなしでした。
が、ケアマネさんがくる!ってことで…ケアマネさんにいい格好をしたいわけではありませんが、普段来ない人を理由にして、ちょっと大物だけ頑張ることにしました。
さて、本題。
古いモノとの距離について。
父の机。
応接間として使っていた父の部屋、20年前にリフォームした際に、「ワシが使う」と横取りされてから、ずっと父と一緒に引きこもりだった机でございます。奥行きも幅もある、いかつい年代物です。
介護がはじまったころ、母の認知症やらもあって、父自体も気持ちが不安定で、部屋から出すことができませんでした。
(いろいろ何も片付いていないまま、母という大蔵省が機能しなくなり、いろんな手続きを進めて行く上で父の認知力低下は避けなければならなかったからです。訪問看護、ベッドをリース、ヘルパーさん介入…見慣れた景色を少しでも置いておく必要がありました。)
今年の大寒波の時は、壁に結露し、クロスにカビが生えてしまい…
机の下から水が溢れて来て、側面にカビ???
段ボールを敷いたり挟んだり…
いらないことばかりに時間を取られていました。
で、今回、床リフォームをする際に、部屋を空けねばならず…このデカい机の行き場に困りました。重いし、奥行きがダイニングテーブル並みにあるんです。
部屋に戻すにしても、あとあと邪魔…
と言って捨てるにしても…費用もかかるし、なかなかの手間…
しかも、本人も納得するとも思えない…
大体、介護スタッフの書き物する机がなくなります。代わりに事務机を検討してみましたら、価格高騰で二束三文では買えないことがわかりました。
ならば!
仲良くなった家具屋さんに相談してみよう!☝️
「奥行き小さくできますか?」
写真を送り🤳相談しましたところ…
「見に行きますよ」
ざっくり見積を聞いて…来ていただきました。
「いけると思います。引き出しをさわらなければ、もっと安くなると思います!」
奥行き52センチになった机。
コンソール的に使いやすいサイズになりました。
加工賃はかかりましたけど…
父に相談し、父の👛でなおしました。
見た目はそのままで、父からの眺めはかわりません。奥行きは小さくなり、軽くなり、部屋の移動も楽になりました。
後々、誰が使うかわかりませんが、奥行きが小さい方が出番がありそうです。
この机の奥行きが変わったことで、360℃ケア配置が可能になった訳で…
部屋から出すでも、捨てるでもなく、
みんなで使いながら、
父の思い出(あるんかな?)はそのままに、
費用は、家具を新しくした気分より格安で。
だれも痛みない活用となりました!
この家に介護で入った当初は、もう汚屋敷も汚屋敷で…かなり断捨離もしました。
2階は、5室全ての部屋と踊り場が、母の道具で溢れ、悲しいかな汚部屋化していました。
しかも、その床には縫い針やまち針がいっぱい落ちていて、最初は靴を履いて作業していました。
たくさんモノがありすぎると、どれが大切なものかわからなくなります。大切なのにひどい扱いをしてしまっていたりします。
私自身もそうで、なかなか難しいです。
が、認知症が進むと…
そりゃね、もっと難しいですよね。
モノが減ると、やっぱり頭の中はスッキリして来て、何を優先するかが見えて来ます。
自分に残る時間と体力を考えて…
きちんと活用できるモノは、きちんと活用していきたいと思います。