奇跡の叔母92歳!電話インタビュー その2
少し前、また叔母と電話しまして。
新たなる素晴らしき老いLIFEを教えていただきました。
長くなりました。2800文字です。
過去に聞いた驚きの内容はコチラ👇
まず、叔母のざっくりLIFEスタイルを聞いてみました。
週に2度デイサービスに行っているそうです。
デイサービスは、8時半からだそうです。
お昼までは、プリントをして過ごすそうです。
プリント?
何の?と聞いたところ…
国語や数学、理科、社会など、いろんなプリントがあるそうで、好きなものをしていいんだそうです。
テストくらいのサイズで、数学だと計算問題が50問とか100問くらいダーっと印刷されていたりするんだそうです。
その好きなプリントを午前中に、4枚5枚するんだそうですよ。
でも、ただただプリントをするのではなく、10時にはお茶とお菓子をいただき、その途中で休憩を兼ねた体操や、医師が来てくれる日には検診があったりするそうで。
コンを詰めた活動ではなく、自分たちがやりたいようにやっていいそうなんです。
だから、本を読まれたりする方とかいろいろな方がいるようです。
お昼をいただいて、午後からは創作活動がメインになるそうです。
粘土細工の日もあれば、手芸の日、いろんないろんな創作活動があって、「どんどん物ができて困る」と叔母は笑っていました。
なんとなく、叔母のテンションを電話口から感じると、午前のお勉強タイムの方がお好きなようです。
15時くらいで、デイサービスは終わり、送迎してもらい帰宅するそうです。
日常生活は、少し片足を痛めているようで、ヘルパーさんが月に一度来てくれるとのことで、掃除をしていただけて「本当にありがたい」と言っていました。
「歳をとってやれなくなったことはあるけれど、こんなにしていただいて、逆に暮らしやすくなってしもて…」と言います。。。
(こんな高齢者いるんかな?って感じです)
私にしたらば、ヘルパーさんの回数も少ないし、坂の上に住んでますし、もっと困り事があったり、不満も出てきそうな感じなんですが。
「ご飯はどうしてはるんですか?作ってはるんですか?」
👵「ほんなもん自分でつくらんと誰が作るん?」
とかえってきました😆
食事の話をしたので、歯のことについて聞いてみました。
認知症の原因に、口腔環境が大きく影響していると聞いたことがあったからです。
「叔母ちゃん、歯はどう?歯医者さんとか行ってる?」
👵「歯?歯はねぇ、私は丈夫やったんよ。下の歯は全部残っとるよ。上は全部入れ歯になってしまったんやけど…自転車でこけてなぁ打ってん。だいぶ折れてしもて…」
聞いてるだけで、凄まじい転け方をしてしまったんだろうなぁと思いました😅
下が全部あると言うことは上もほとんどあったはず。だけど、総入れ歯にしようとなったくらい強く打ち折れたんでしょう。
これ以上コケた詳細は聞けませんでした。
👵「歯は昔から丈夫やったよー。虫歯なんかほとんどなかったもん。今はね、3ヶ月に一回検診行く。虫歯とかあったら通うけど、今ないの。」
すげ〜!虫歯がない上に、無さすぎて検診が月1じゃない…クリーニングに行かずに、自分でしっかり歯磨きができているということです。
妹にあたる私の母は、今、まだら認知症になり、時折ふわふわと子供みたいな感じになっています。
かつては、よく歯磨きをしていました。「お母さん、虫歯になりやすいのよ」とよく磨いていたんですけど…
結果、自分でしっかり磨けなくなり、虫歯になったか…最終的には、しっかり上下とも総入れ歯になりました。
この差はなんだ?体質?食べ物?
叔母に電話したこの日は、少し夕方めに電話することになりました。
美容院を予約してはったのです。
叔母は、毛染めしてませんでしたが、かなり濃いめのグレーヘアです。しかも、高齢な割にふっさりしてました。
美容室は、自分で電話して予約して、行って帰ってきます。スゴイ…
ちなみに、私の母はもう真っ白です。
びっくりするくらい綺麗に白いです。
あまりに綺麗なんで、髪が痩せて見えなくていいかなぁとは思いますが。
この差は、やはり脳🧠の状態からか?
叔母には、遠方に娘さんがいらして、毎日時間を決めて、お電話するそうです。
これもいいのかもですよねー。
まだ、ご自身の不動産管理の仕事もしてはります。
書類は郵便でやりとりし、物件管理は近くの方々に働いていただいてるそう。
近年、ご主人方の遠縁から、農地と山の相続をお願いされたとかで、タクシーで現場確認にも行かれたそうです。
農地は若い新規就農者に借りてもらい、山は整備しながら税金を納めているとのこと。
脱帽です。。。
空いてる日には、自分が入る老人ホーム見学に出かけるそうでして。「最後はホームに入らなきゃ」と、かなりみて回ってらっしゃるそうですが、ここ!ってとこが見つかってないそうです。
今行っているデーサービスの提携にも老人ホームがあり、リハビリの先生がいいので、「見学したい」とお願いするも、「あなたはまだです」と見せてもらえないそうです。
きっと、認知症が進んでいる方とかも多くいらっしゃって、お互いにショックがあってはいけないというご配慮じゃないでしょうか。
あと、叔父が教職だったとかで…(あまり記憶がありません)教員関係者の施設にも見学に行けたことがあったらしいです。
担当スタッフさんとお話しをされたそうで。
👵「やっぱり、先生という仕事をされた方というのは、真面目だったり気位が高いとか、気難しい方が多くいらっしゃるんだって。私、そういう方々が多いところは向かない気がするのよねー」と。
スゴイ。
多少、偏見があるかもしれないけれど、自分の性格上、あわない環境を選び抜く感じ、予感がするとか繊細な感覚とかが、言葉の端から伝わってきます。
たまたま叔母に近しい親族と話をすることがあって。その方から叔母の印象を聞いたところ…
⚫︎同じ話を何度もする
⚫︎古いやり方に固執する
などetc
難しい高齢者の心配事を挙げられまして、私はびっくりしました。
「あー見えてかなり心配なんですよぉ」とな。
ふーん。どこがやねん!
って、思ってしまいました。
私は…
叔母と何度か法事で会って、その時にトイレとかにもついて行ったし。何度も違う状況で話もしました。たしかにふらついたり、「ハンカチがない!」とかありましたけれど。
同じ話も何度も聞きましたけど。やはり、他の方々に比べて異次元でした。
法事の度に、季節にあわせて違うデザインの喪服を選んできてくれたり。それでもコケないようにと黒い素敵なスニーカーと杖で来て。
ハンカチは忘れても、脱水にならないようミニボトルにお茶を入れて持ってきている。
こんな92歳は…
はっきり言って、スゴイ👏しかないですよ。
もちろん、心配なことはあるでしょう。
私に見えていないこともあると思います。
が、こんなに生き生きと全身に血が巡っている感じの高齢者さんは本当に見ないので。
過信は良くないけど…今できていることが素敵!でいいのでは?と、思いましたね。
私は…
叔母が最後まで自宅にいる気がしてなりません😜