ぼっち在宅介護 高齢者の耳そうじと老人性難聴について
耳のお話です。
以前、さらささんのnoteを読ませていただき、
あー、わかるなぁ…そうだったなぁ…
と感じまして、noteさせていただきます。
と、書きながら…
かなりの月日が流れてしまいました。
すみません…さらささん。
さらささんのnoteはこちら↓
で、読ませて頂き、思い出したのが、母の耳のことです。
今日は、父ではなく母の以前のこと。
※写真は父の耳
まだまだ、介護まではなく、携帯(ガラケー)をかけることがギリギリできるころ、買い物も一緒になら行けて、散歩にも一人で行けていた7年8年前くらいのことです。
たまに、電話(固定電話)をかけてきては、「携帯がおかしい。なおしに来て欲しい」
という注文が多くなりました。
「どうおかしいの?」
「聞こえない、ボリュームあげてほしい」
この頃、携帯で通話しながら、サイドボタンを押してしまうとか、電源ボタンを押してしまうという手元事情も増えていて…
実家に行くたびに、ボリュームも最大にして帰ったりしていました。
「また聞こえなくなった」
「昨日。ボリュームあげたやん。」
「なんて?」
「え?今、声聞こえないの?」
(デカい声で問いかける)
「今、ちょっと聞こえた」
「え?携帯がおかしいんじゃないんじゃない?」
「え?なんて?」
「受話器、反対の耳につーけーてーみーてー!!!」
(かなり叫んでいいました)
「反対の耳?あ、はいはい」
「き、こ、え、るー?」(叫びました)
「何よ!うるさいなー!聞こえてるよ!」
「え?そうなん?じゃ、もう一回、さっきの耳に受話器あててみて。」
ガサゴソ、母受話器をもちかえます。
「聞こえる?」(普通の声)
「… なんか言うてる?」
。。。今回は、携帯じゃねーな。
「聞ーこーえーるー?」
「あ、ちょっと聞こえた。」
「もう一回反対耳にして〜」
「はいはい」
たぶん、右耳の調子が悪いから、次帰ったら耳鼻科に行くことを話し、それまでは反対耳で受話器を聞くように説明しました。
「持ちにくいのよねぇ〜」
ハイハイ、と呆れながら電話を切りまして。
次に実家に行った際に、耳鼻科へ行きました。
診察室でみてもらうと、
「ああ、これね、耳垢溜まってるね。掃除してる?」
と男性の先生がダイレクトにいいました。
女性が男性に「掃除してるの?」と言われると、部屋でも耳でもカチンと来るようで…
「してますけど!」😤という態度に…
ぁぁぁぁ面倒くさい!逆ギレはやめて〜!って感じ。
「お母さんねぇ、耳垢、しっとりしてるでしょう?こまめにお掃除しないと固まるんだよね。耳垢ねぇ、固まると組織とくっついちゃって(癒着)ひどくなるととれなくなって、手術とか難聴になっちゃうのよ。」
「え?母、聞こえなくなるんですか?」
「あー、娘さん、まだ大丈夫と思うけど、垢をとって聴力はかってみないとだけど…しっとり系の人はお掃除しにくいから、娘さん手伝ってあげた方がいいねぇ。」
「自分でできますよ!」😤
「お母さんねぇ、今日の垢取るのだいぶ痛いと思います。頑張ってね。」
で、治療にはいると…
「痛い!痛い!」
「切開まではしなくていけそうだけど、早く取らないと、本当に難聴になるから頑張って」
先生は、とりあえず聴力に困らない程度、垢を除去してくれまして…
「あとは、ちょっと痛いから、溶かすお薬出しますから、ちょっとずつ入れてあげて。それでまた来てくれる?あとはいけると思うわ。」
「あの、この治療のあとはこのままでいいんでしょうか?対策とか」
「うん。耳掃除してね。老人性難聴はほぼ耳垢溜めすぎからきてるから。普通に掃除しといたら大丈夫。お母さんはしっとり系やから、こまめにしないと、知らない間に溜まってしまうこともあるので気をつけるように。
サラサラ系の人は自然と耳垢落ちるんだけど…しっとり系はそうは行かないのでねぇ。気づいたら手遅れもあるのよ。ネバネバが組織と癒着したらえらいこと(難聴)になるからね。」
とアドバイスを受けて、母を連れ帰り、薬をしました。
私がそばにいる時は、点耳薬もやるんですけど…
耳かきが面倒になる高齢者に、点耳薬というのは、なかなか難しいものですし、普段しない人からすると、プールの水が入った感じで10分待つとなると気持ちよいものでもなく…
継続はなかなか難しかったです。
いつしか薬もどこかへいき、耳鼻科への通院も誤魔化されなくなりました。
(まぁ、認知症が出てきますと、言い訳ととり繕いのパワーはすごいもので、対峙する方が「参った!」という気分に追い込まれます。今はどうなっていることやら😅)
女性の場合は、一緒にお買い物にいくのが楽しいくらいのうちに、耳鼻科や歯科、眼科など総点検しておく方がいいかもですね。
ま、かなり面倒ではありますがね😜