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ぼっち在宅介護 手から元気のないにおいがするという話
久々に、介護のお話です。
以前、リハビリの先生から言われたことなんですが。
「今日は、Aさん、お元気のないにおいがします。」
と、手のひらをクンクンされました。
ご経験上、具合が悪くなってきた方の手のひらから、いつもと違う、独特のにおいがするそうなんです。
「良ければ、タライとかあれば、手、洗わせていただきますよ」と言って洗ってくださりました。
先週、父の体調が悪く、訪問看護は全て寝姿勢で行われていまして…手のひらを拭いていただいていたら、びっくりする量のモロモロが出てきて、看護師さんも私もびっくりしました。
ふと、元気のない時のにおいの話を思い出して、看護師さんに話したところ…
「これがそのにおいになるのかなぁ…」
たらいにお湯をはり、ゆっくり手のひら、指のまたなどを洗っていただきました。
後から調べてみますと、脳梗塞や脳出血の後遺症などで、手や指などが関節拘縮という状態なったりするそうで、ぐーっと握りしめてると、指どうしや手のひらが汗やよごれなどにより皮膚が浸軟して、臭いが出てきたりするそうです。
父の場合、ガッチガチに拘縮はしてませんけれど、ここ最近の不調で、体位変換の際、自身で掴んでいたベッド柵をあまりしっかり持たないことが増えていて、手を動かすことなんかも望まないことが増えてきていました。
そのせいかなぁと思います。
そういえば、義母の手はぎゅーっとなったままで。手のひらを主人は拭いたりしていましたが、たらいに湯をはって、手を開いてゆっくり拭いてもらえたりしたのかなぁ…なんて思いだしたりしました。
だんだん、できないことが増え、やりたくなくなるんだろうなぁ…と言う思いもよぎります。
最近でいうと髭剃り、散髪です。
「やってもいい」と言う日、時間はあるものの、あっという間にやってもいい気持ちと時間は閉店します。準備して、「さ、やるか!」と言うと、「いや、もういい」となり「え〜?」
また、私の気持ちもやる気になりにくいし。
また、父の体調が気分の前に良くなかったり…
季節の変わり目、、、今年はシビアです。
ま、気づいたら、こうだった、あぁだったということは、何ごともあります。
早くしておけば…とか
なんで気づかなかったんだ…とか
思い直せばいくらでも、湧いてきます。
が、気づいた時がベストで。
気づかなかったのも、またベスト。
と思わないと、介護はなかなか続けられませんよね。
今日は、オチはありません。
なんとなく、父に手の元気がないと言うことと…
手に元気がなくなると、どこか脳がプツンとなったかもで、気づくと手がぎゅーっとなってたりするので、ちょっと元気のないにおいがしますよって話でした。
対策…時々、しっかり手を握るしかないのかなぁ。
小さな脳梗塞とかは、「なりましたよー」とはお知らせくれないからねー。