ぼっち在宅介護 オススメ蒸し器とミニクッカー
久々の介護オススメ情報です。
一つは、写真奥に写る
エムケー精工 さんの
TEGARU=SEIRO 手軽せいろ
蒸し器なんですが、作り置きおかずとか冷食を温めたり、柔らかくするのに使っています。
竹せいろなんで、美味しそうにしあがるし、クッキングペーパーを敷いて何品か一緒に温めたりできるので便利です。
18センチと21センチが選べまして、せいろは市販のものでも乗っかります。
竹せいろ2段と高さ調整のせいろがついています。茶碗蒸しなどもできます。
水を入れて、コンセントに刺して、タイマーを回すだけです。時間はレンジに比べてかかりますけど…冷食シューマイなんかも美味しくジューシーに仕上がります。かけっぱなしても60分までですので、火の心配もありません。
介護初期から導入してますので、もうせいろは三年くらいになりますかねぇ。
先日、嚥下リハビリがあり、いつもの言語聴覚士N先生に加えて、上司の先生もリハビリ見学にいらっしゃいました。
実はその先生は、下顎が動かなくなった時、駆けつけてくださった、父の食の恩人の方です。
N先生のリハビリの様子を見にこられたのかなぁと思いましたら、父の回復が凄まじいので、
何がそうさせるのか、
何のリハビリをしているのか、
何を食べているのか、
本人がどんな様子なのか、
の見学に来られた様子でした。
基本、嚥下リハビリの際は、父が楽しんでる事もあり、私は席を外すようにしていまして。
最初と最後に、挨拶や報告をしています。
今回も終了間際にご挨拶にいきましたら、
「先程、どんなモノを食べられているかの話をしていたら、ほぼなんでも食べられるとのことでして…」
「あ、そうですね。私たちと同じモノを食べてますよ。作り分けもしんどくなりまして。好きに食べて喉詰まって死ぬのは、ま、幸せなことかなぁっていってまして、もう分けてないです。あはは」
「いやいや苦しいので、それはちょっと(苦笑)ちなみに、そのまま提供されてますか?固さとかはどんなものを」
「あー、レンコンごぼうは普通にたべますね。肉なんかは、安い肉、塩味の強い魚は最近しんどいようなんで、蒸し器に掘り込んだり、小さくしたりはしますけど」
「蒸したら違います?」
「あー、全然違いますよー。
安いうなぎもふっくら仕上がりますし、冷凍した温野菜なんかも美味しく緩みますしねー。せいろに、作って冷凍しといたおかずを三品くらい入れて同時に温めると簡単。タイマーなんでかけっぱなしても安心だし。ブレンダーで柔くって方もあるかもですけど、面倒くさいし、食感なくなりますからねぇ。簡単な蒸し器、楽ちんですよ。」
「え?そんなのがあるんですか?」
「見ます?これです」
と、お見せしたら、
お二人が「おお!」と声をあげられ、
「写真いいですか?」といろいろ質問されまして…
あ、コレはオススメなんではないか?と思いましてのご紹介です。
ま、ちょっと水入れるのにコードが邪魔とかはありますが…ま、そこは御愛嬌。コストダウンの賜物なんじゃないかなぁと思って使っています。
あと、もう一品。
写真手前に写る
パナソニック 炊飯器 1.5合 1人用炊飯器
自動調理鍋
ミニクッカー ホワイト SR-MC03-W
これは、母の認知症がわかり、炊飯が難しくなってきた時に、主人がプレゼントしてくれました。父が粥を好むので、お粥作りに…と。
ボタンは一つしかないし、勝手に炊飯時間で切れてくれるので安心だろうと言うことで。
ただ、昔風の単純な機械が、母的にはバカにされたと感じたのか、単純なのはわかっているのに認知症でうまく使いこなせず、バレたくないのか…文句を言ってあまり使ってくれませんでした。保温もないですしね…
しばらくお蔵入りしていましたが、最近、再登場しております。
父はお粥を好むので、ご飯を炊いて一食ずつ冷凍しているものをお粥にします。
以前は、せいろで蒸してる間に、私が小鍋でお粥にしていたんですが、バタバタ雑にやるので、粒が強く残ってしまいまして…
喉元で一粒とか居残りますと、ムセを引き起こしてしまっていました。
市販のレトルトがあまり咽せないので、、、あれくらい粒感を無くすには…時間と手間が…と思っていた時、これで再度炊飯することを思いつきました。
冷凍したご飯をレンチン解凍し、水をかぶるくらい➕α入れて、スイッチを入れるだけ。
やはり、お米を炊く力があるので、さらに強く粒を柔らかく仕上げくれます。
難点は、水分を多くすると、クッカーの蓋がカタカタなるため、周りが水だらけ、米ノリだらけになる点です(笑)
綺麗好きさんには、向きにくいかもですが、ただの米水なんで拭けばいい。
お米が柔らかくなるまでじーっと見てる暇があまりないので、代わりにやってくれるなら、私は文句はありません(笑)
どうにもレンチンだと芯がのこるようなんですね…
大体、どちらも20〜30分というとこでしょうか。せいろにおかずを数品乗せて、タイマーをまわし。お粥の準備をしてスイッチオン。
しっとり温め系のおかずばかりなら、これで準備はオッケー。その間に、洗濯干したり、次の訪問の準備をしたり…
急ぐ時は、それぞれを軽くレンチンしてから、それぞれに投入。短い時間でもしっとりくったり仕上げてくれます。
以前、義父が入院した際に、腎不全やいろいろあって、制限食を出していただいてたらしいのですが。
「味が薄いのはいいとしても、全部全部、小さく切られて、味わいもクソもない。全部同じ味に思う」とベッドを抜け出し梅干しを買いに売店へ行ってました。
なるほどなぁーと思いました。
塩分控えてるのに、梅干し食べたらダメじゃん!って普通は思うと思いますが、、、
死ぬ前くらいは好きに食べていいんじゃないかな?と思うんです。喉詰める勢いで「うまい!」と。
だから、ウチでは特別扱いをやめました。
強いて言えば、この二つの家電に入れてあげること。
それで、喉に詰まって亡くなる方もあるかもですし、頑張って噛めるようになって新たに食べれる物が増える方もいるかもしれないし。
塩分やカリウムの摂取が増えて命が削られることもあるかもですけど…逆に家族と同じものを食べている安心感から健康にバランスが傾く場合もあるでしょうし。
当たるも八卦当たらぬも八卦?
天命やと思って日々やっております。
昔ながらの一手間ごはんを少し簡単に提供できて、なおかつ、家族と同じモノが食べられる。
介護される本人も気分悪くないし、
介護する側も手は抜けるけど、ええ感じのもんが出せてる感ありというしろものです。
ま、ものぐさなヤツが思いつくことですが…
良ければどうぞご参考になさってください。
追記)
簡単な家電の使いこなしは、自分の老後にもいきてくるかなぁ?と思ってやっています。
プライドだけでは、高齢者になったらたべていけませんので(笑)
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