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ぼっち在宅介護 『作りたい女と食べたい女』を見て。家族とは…

最近、父の体調やら、この家を取り巻くいろいろやら、で、私の疲労とかもあり…

世間でもいろいろもあって…

ドラマ、テレビ、あまり楽しくないのです。
あんなにテレビっ子だったのになぁって残念に思います。

ただ、少しだけ、楽しみにしてるドラマがあって。

その一つが、

NHK夜ドラ
『作りたい女と食べたい女』

今回はシーズン2です。
シーズン1から見ていたので、いろんな思いで見ています。

これは、漫画原作のドラマのようでして。
私は原作を読めていないのですが、原作に基づいて、素敵なドラマになっていたら嬉しいなぁと思っています。


ドラマ上のお話しか知らないので、ご興味ない方はスルーしてください。


今回、私の気持ちがフルフルしたのは…シーズン2に入り、主人公お二人の生きづらい背景がグッと前に出てきまして。お互いを尊重する関係性が描かれていくところです。

【ストーリー】
料理が大好きだが、ひとり暮らしで少食のため、もっとたくさん作りたいと日頃から感じていた野本さん(比嘉愛未)。同じマンションに住む、豪快な食べっぷりの女性・春日さん(西野恵未)との交流が始まり、2人で料理を作って食べることで関係を深めていく。いつしか野本さんは、自身がレズビアンで春日さんへの思いが“恋”だと気づき・・・。
新たな友人たちとの関係や、2人の恋の行方を描くシーズン2。

作りたい女と食べたい女
より


少食の野本さんは、悩んでしまうとただ黙々と料理に没頭してしまい、大量のゴハンを作ってしまう癖があります。
SNSで料理をアップしたりしていますが、ビッグサイズの料理などチャレンジしたいのですが、食べきれないので積極的に作れません。

ある日、仕事から帰宅してマンションのエレベーターに乗ると、ファーストフードのチキンを大量に買って帰宅する春日さんと一緒になります。
「パーティか何かですか?」
「いえ、1人でたべます」
という感じの出会いだったと記憶します。

ある日、悩みながら大量にルーロー飯を作ってしまった野本さんは、思い切って春日さんを食事に誘います。それから時々ゴハンを一緒に食べるようになっていきました。


野本さんには…
他人に好意を持つという経験があまりなく、
料理上手🟰女らしい、お嫁さんにしたい人、みたいなイメージを持たれるのが嫌に思ってきました。

春日さんは…
男尊女卑の父のいる家庭で育ち、食べたいだけ食事をしたりできずに来たため、独立し自分で働きはじめて、食べたいように食べる暮らしをしています。

その2人が出会い『作りたい女と食べたい女』となります。

シーズン2では、
野本さんが、春日さんに恋心を抱いてることに気づきます。人生ではじめての恋です。
関係性が変わることを恐れて、今はまだ気持ちを秘めています。

春日さんには、実家の父から連絡が入ります。
父方の祖母の介護が大変で母を助けるために、
「仕事を辞めて帰ってこい!」と言われます。
弟が近くに住んでいますが、「長男だから」「仕事があってかわいそう」などと言う理由で、春日さんに帰ることを強要する電話を何度もしてきます。

第18話です

左が春日さん。
仕事は飲料メーカーさん。

右は搬入先のスーパーのパートの藤田さん。
最近、ご主人のご両親の介護とパートで苦労されています。

たまたま出会った定食屋で…
介護の話になります。

藤田さんのお疲れな様子に、春日さんは自分の母親の姿を重ね声をかけます。

春日さん「大丈夫ですか?」

藤田さん「全然大変。生きるって大変ねぇ」

藤田さんの大変は、介護も大変なんだけど、ご主人が自身の親なのに介護を手伝ってくれないことにあります。離婚したらせいせいするかもとまでおもっています。

春日さんは、自身の実家のことを話します。
父と祖母のいいなりになって世話をする母親が不思議だったと。母には母の人生を生きてほしいと思っていたと。

母のことは気がかりだが、
実家に自分は帰りたくない。
私が私でいられなくなる。
私にとって安全な場所ではない。



すると、娘さんがいる藤田さんは、
「帰らなくていい、帰りたくないなら帰らなくていい、絶対親のために自分を犠牲にしたりしないでね、私なら娘にそう言う」
と春日さんにいいます。

それを聞いて春日さんは
「無責任なことは言えませんが、藤田さんも藤田さんの人生を大切にしてください」
といいます。

藤田さんは、
「娘に言われた気分だ、ありがとう」
と答えます。


そのワンシーンです。



私も、父の介護はしていますが、母の介護は諦めました。し、今はもうしたいと思っていません。父の介護はしたくてしていますが、母に関しては、その気持ちがなくなりました。


それは…きょうだいとの関係とかによるものですし、今となっては、母との関係もあるかなぁと思っています。


ドラマを見ながら、同じ状況ではないけれど。

家族だから、こうしなきゃ、こうあるべきってのは…なんだか一方的な押し付けから来てるところってあると思うんですね。
脅迫観念みたいな。

どっかで誰かが、
誰かからのキツめの押し付けを
受け止めたり、
かわしながら、
成立していて…

簡単にいうと誰かの犠牲で成り立っています。
もちろん、全てが全てそうではなくて。

100:0
90:10
75:25  
とかね。
ダメージのバランスはいろいろですけど。

で、ぶつかってく側には、なんらかの不安や思いがあって、気持ちをぶつけてくんでしょうけども。

受ける側にも、その時その時のいろんな事情があるわけで…

いつでも家族の『いつもの方程式』みたいなものを成立してもらえると思うのは違うと思うのです。

やっぱり…
無理なものは無理。
無理っぽいもんは無理っぽい。
ちょっと苦手はちょっと苦手。
なわけです。

いつもいつも家族におんなじだけの期待を抱くのは、やっぱり…あかんと思うんです。

でも、嫌だ!という方もいいきれない方もいると思う。

でも、言わないとわからない人もいるし。
はっきり言っても聞き入れない人もいる。


そーゆー時は、
春日さんのように帰らないでいいと思います。
私も。
まずは、心の安全が大事と思います。


そんな感じで、主人公が、誰かと話してちょっと勇気をもらったりするドラマです。

美味しい料理が出てきます。

来週が最終週。
土曜日深夜にまとめ放送もあります。

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