それは明け方や夕暮れの色に似て
不可分を律儀におこなうあなたの中に
昼と夜が
たまたま同時に存在したときがあって
嬉しかったな
それは恐ろしいことだったかもしれない
わたしにとっては幸福だったのですが
見つめてなまえをつけるには あまりにも
やわらかいものでした 触れすぎるという
罪状とこれからどうやって生きていこうか
薬を飲みながら ゆっくり考える
生活のあらゆる境界を開け、とじる中
やはりあれは美しかった という箱に
入れざるを得ないのが本音です
かぎがあって
ドアがあって
互いが永遠に尋ねないこともあるから