ATで免許をとった話12~卒業検定~
今回は卒業検定についてご紹介いたします。
◆卒業検定(本免許技能試験)
みきわめ良好をもらうと受けられます。この試験に合格すると自動車学校を卒業し、試験場で本免学科試験を受験することができます。そして、そのペーパー試験に受かれば免許証が交付されます。
しかし卒業検定に落ちてしまうと、お金を払って1時限以上補習を受けなければいけなる上に、再受験の料金もかかります。
【検定の予約】
修了検定と同様に予約機か受け付けで、あらかじめ予約をしなければいけません。検定を実施している曜日が決まっているため、都合がいい日を選んで予約をしましょう。
私が通っていた自動車学校では検定の予約は、2週間前からできました。予約の締め切りは2日前でした。技能教習の途中で予約はできますが、検定を受けられなくなった場合は予約を取り消してください。当日の無断キャンセルは有料になるので、前日にキャンセルを行ってください。
〇検定日の持ち物
眼鏡等の方は眼鏡かコンタクト。
【検定の目的】
①道路と交通の状況を理解し、その場で正しい判断ができるか。
②交通の流れに合わせるだけではなく、速やかで正確な動作ができるか。
③周りの交通状況を含め、障害物も認知し、安全な間隔が保てるか。
④危険を予測した行動をし、対応することができるか。
それらが基本的に身についているか確認するために行われます。
【検定の概要】
〇採点は減点していく方式で行われ、100点-減点=70点以上 これが合格基準です。
〇採点が始まる前に、路上で100mほどならし走行をします。
〇検定中に駐停車を2回行います。
1回目は検定員が「停車可能な場所に停車してください」と指示するので、違反にならない場所に停車してください。停車後の措置はブレーキペダルを踏んだまま、ハザードランプ→パーキングブレーキ→Pの順に行います。
2回目は検定員が停車場所を指示し、そこがゴールになります。停車したら検定員に「終わりました」と申告してください。停車後の措置はブレーキペダルを踏んだまま、ハザードランプ→パーキングブレーキ→P→パワースイッチOFF→ブレーキペダルから足を離す。この順に行います。
〇検定員はコースの指示をしてくれますが、それ以外の指示はしません。
【履行条件】
〇採点の範囲は乗車から下車をするまでになりますが、ならし走行は採点されていません。
〇安全確認はルームミラー、サイドミラー、目視で行います。
〇コースは路上と場内を使います。検定員が案内する路上のコースは約4.5kmあり、その後、場内で方向変換か縦列駐車を行います。
【コースを間違えた場合の措置】
コースを間違えても減点になりません。その場合は正しいコースに戻るため、検定員が指示を出します。しかし、正しいコースに戻る間も採点範囲になります。
【検定の中止】
①危険行為
逆行、脱輪、接触、右側通行、後車妨害、信号無視、進行妨害、指定場所不停止などです。
②検定員の補助
検定員が危険を防ぐためブレーキ、あるいはハンドルの補助を行った場合、検定は中止になります。
③減点超過
合格基準の70点を下回ると、検定はそこで終わりになります。
④指示違反
検定員の指示に従わないと検定は中止になります。
【卒業検定の流れ】
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