ATで免許をとった話11~高速教習、みきわめ、補習について知る~
今回は第2段階の高速教習とみきわめ、補習についてご紹介いたします。
第2段階の技能教習では、16と17時限目に2時間連続で高速道路を走りますが、この高速教習を受ける前に学科教習の【教習項目16、経路の設計と教習項目17、高速道路】を必ず受講してください。
ただしこの2つを受講した後は、1ヶ月以内に高速教習を受けてください。1ヶ月以内に高速教習を受けられないともう一度、教習項目16と17を受講しなければいけなくなります。
◆高速教習について
高速教習は複数教習です。1台の教習車に2人乗ることになりますが、同時進行の人がいなければ複数にはなりません。
2人で教習を行う場合は、行きと帰りのどちらかを運転することになります。因みに、私は帰りを運転しました。
◆高速道路
高速道路とは高速自動車国道と自動車専用道路のことです。一般道路から分離されており、自動車が高速で快適に移動できる設計になっています。
普通自動車の最高速度は100km。最低速度は50km。私が教習で走った高速道路の最高速度は80kmでした。
【通行できない車】
ミニカー、総排気量125cc以下、あるいは定格出力1.00kw以下の普通自動二輪車、原動機付自転車、小型特殊自動車、故障車をけん引している自動車は、高速自動車国道と自動車専用道路の通行はできません。
◆車間距離
高速道路は一般道路を走る時よりも、車間距離を充分にとります。
路面がかわいていてタイヤが新しい場合、走行している速度をメートルに置き換えるので時速100kmは、100m以上。時速80kmは、80m以上の車間距離をとってください。
路面が濡れていてタイヤがすり減っている場合は、上記の2倍程度の車間距離をとってください。
【車間距離を確認する方法】
〇デリニエータ
50m間隔で道路の左側に設けられ、白の破線(1セットで20m)と一緒に利用して車間距離をとりましょう。
〇車間距離確認区間
高速道路のところどころに設けられています。
〇4秒以上で車間距離をはかる
前の車が通った位置に4秒以上かかって、自分の車が達するようにすると車間距離をとれます。
◆禁止事項
〇本線車道では転回、後退。中央分離帯を横切ることは禁止されています。
〇緊急自動車が本線車道に入ろうとしている時と、出ようとしている時は通行を妨げないようにしてください。
◆駐停車
高速道路では駐車と停車が禁止されています。しかし、以下の場合は駐停車ができます。
〇危険を避けるために一時停止する時。
〇故障、燃料切れ、交通事故で充分な幅のある路肩や路側帯に停車する時。
〇パーキングエリアで駐停車する時。
〇料金所で停車する時。
◆車が故障した時などの対応
故障や燃料切れ、交通事故を起こした場合は、充分な幅のある路肩や路側帯に駐停車させます。
その後、車の50m以上後方に停止表示器材を置いてください。怪我などで歩行ができない場合は、停止表示灯を車の側方に置く方法もあります。夜間は停止表示器材を置くと共に、非常点滅表示灯(ハザードランプ)か、駐車灯。あるいは尾灯をつけなければいけません。昼間でも視界が200m以下の場合も同じ措置をしてください。
また停止表示器材を置く時は発炎筒を使い、後続車の合図を行ってください。
◆感想
第2段階で路上を走る次に、高速道路に行くのは嫌で行く前から憂鬱でした。それでも、この教習を2時間終わらせないといけないのでがんばりました。
まず高速道路を走った感想は、いつも出さないスピードを出すのでひやひやしました。いつも以上に車間距離に気をつけ、トンネルを通る時は左寄りにならないようにしました。ハンドルを補助されることは一回もなかったのでよかったです。他の車が合流してくる地点があるので、合流に気づいたら速度を落としてください。
高速道路は慣れれば快適かもしれませんが、運転に慣れない段階で行くので、制限速度と車間距離に注意して走行してください。落ち着いて運転ができれば大丈夫です。
◆まとめ
高速道路では特に車間距離に気をつけ、安全運転を心がけましょう。高速道路から一般道路に戻る時は、スピード超過にならないように気をつけてください。
◆第2段階のみきわめ
19時限目に【みきわめ】が行われ、みきわめで不良になると、みきわめが良好になるまで補習をしなければいけません。補習代は第1段階と同じで5400円(消費税8%の時)です。このみきわめを受ける前に、必ず第2段階の学科教習(11~26項目)を受講し終え、効果測定に2回合格しておいてください。
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