見出し画像

「ロシア系 先住民に含めず」 讀賣新聞 2021/7/30

【記事の要約】
ウクライナのゼレンスキー政権が、クリミア・タタール人など3民族を自国の少数民族を先住民と位置づけて保護する法律を作った。プーチン大統領は、ロシア系が先住民に含まれていないことに対して、ドイツのメルケル首相との電話会談で、「あからさまな差別的法律だ」と激しく非難した。ロシアの検察当局は、ウクライナでロシア系住民への「人権侵害」が横行しているとして、欧州人権裁判所に提訴している。

【私の考え】
ウクライナに約2000万人いるとされるロシア系住民が先住民かどうかは私に判断できない。そもそも、先住民が先住民と正式に認定されるかは、その時代や政治に影響される。日本でアイヌ民族が先住民と認定されたのは2008年である。また、ロシアでもアイヌ民族が先住民だと2018年頃に認定された。これらケースでは、認定していない間もアイヌ民族が先住民であることの事実は変わらない。そのため、国に認められていないことが、必ずしも先住民でないことを意味するものではないと思う。

いいなと思ったら応援しよう!