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zakkisou
「中国とフランスの運転免許証相互認証が17日から開始」 人民網 2021/8/17
【記事の要約】
中国とフランスの政府が調印した「中華人民共和国政府とフランス共和国政府の運転免許証の相互認証に関する協定」が今月17日に正式に発効し、運転免許証を試験なしで互いに書き換える「相互認証」が実現した。一時入国して1年未満の人に対しては、自国の運転免許証と相手国の言語の翻訳文書があれば、中型自動車、大型貨物自動車、小型自動車、バイクを運転できる。相手国に1年以上居住している場合、小型自動車とバイクが対象となっている。
【私の考え】
日本では、ジュネーブ条約に基づく国際運転免許証が使われているが、国際運転証明書を取得する必要があるため、この制度とは根本的に異なっている。また、中国は2022年までに電子免許証を普及させる予定であり、電子免許化が進んでいないフランスと相互認証する難しさも今後出てくると考えた。国際運転証明書が不要になり、運転をするハードルが下がる分、電子化による利用者の情報の一元化が重要だと思う。