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「スリランカ大統領、軍用機で国外脱出 辞任直前に」BBC 2022/7/13
【記事の要約】
スリランカでは、基本物品の不足や経済危機を受けて政権への大規模な抗議活動が広がっている。ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領は、新政権発足により逮捕される恐れがあるため、13日未明、軍用機で国外に脱出した。スリランカでは、ラジャパクサ氏の一族が数十年にわたって権勢を振るってきたが、これに終止符が打たれることになる。しかし、主要野党の指導者も国民の支持を得ているとは言い難いため、有力な候補者がいない状況となっている。
【私の考え】
政治家への不信感が強い国では、大統領1人の失策が不信感を生み出しているのではなく、国家の構造に問題があると考える。国家による人権弾圧や役人が広く賄賂を要求するなど不信感を生み出す理由は多岐にわたり、大統領1人がいなくなれば経済状況が改善したり、国家の構造自体が簡単に変化するとは考えにくい。このような状況下で、法律に則って不正を減らす政治を行うことが、なによりも有効な手段だと考えた。