「腐ったキャベツが入った18個のコンテナをどうするか」BBC 2022/11/15
【記事の要約】
貿易の最中に、ストライキが起きたり、貨物が破損したり、クリスマスなど重要な期限に間に合わないことが分かった時、貨物は廃棄されるかサルベージ会社により新たな買い手を探すことになる。2021年3月に世界最大のコンテナ船「エバーギブン」がスエズ運河で立ち往生した時、貨物の一部であるキャベツ入り20トンコンテナ18本は、サルベージ会社が仲介することでバイオ燃料に生まれ変わった。このように、新たな買い手を迅速に見つけることはコンテンツを空けることにつながるため、世界のコンテナ不足解消に貢献している。
【私の考え】
通常、A国からB国にキャベツを輸出する際は、AB国間のキャベツという分類の税率が適応される。しかし、途中で、C国間に燃料の原料として輸出することを決定した場合、契約者が変更になったり税率が変わるため、契約の手続きが煩雑になる。そして、これは通常の会社は対応しにくいことであり、貿易の制度に精通し不確実性に対応できる会社も少ないため、サルベージ会社が成立すると考えた。また、サルベージ会社の役割は保険会社との共通点が多いと思う。