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「Terrorism: What's behind surge in arrests of under-18s?」BBC 2023/8/3

【記事の要約】
英国のテロ対策警察(CTP)によれば、2019年には、テロ関連犯罪の逮捕者のうち18歳未満はわずか4%だったが、2022年には20%に増えている。パンデミックがテロ犯罪に巻き込まれる若者の増加に拍車をかけており、社会的孤立とオンラインに費やす時間がその一因だと言う。また、憎悪に満ちた既存のコンテンツから極端な視点を取り入れ、自分なりの世界観を構築する人が急増している。対策として、政府のテロ対策プログラム「プリベント」により、2015年には大学に危険人物を特定する法的義務が与えられた。

【私の考え】
これは英国における調査だが、日本でも同じ現象が起きている可能性が高い。その理由は、パンデミックによる社会的孤立に加えて、アルカイダなどのテロ組織は、オンライン雑誌「Inspire」などを利用し、若者に危険思想を植え付けようとしているからだ。成人年齢が18歳に引き下げられたことにも注意が必要である。また、テロ組織ではないが、安田講堂事件では主義主張を分かりやすく示していたのに対して、首相へのテロ事件のような、孤立した人が単独で行うテロは予測・対策が非常に困難である。外国から危険人物が入国する場合と、国内で日本人がテロを起こす場合には、違った対応が必要になり、テロの事例が比較的多くある欧米の事例を参考にすることが重要である。


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