チームビルディング ICLSの受講を通して
本日は、職場で、ICLSという意識障害、心肺停止した状態の方の心肺蘇生法の発見から10分間に特化した救命法について、学んできました。
BLS、というのは、当院では、2年に1回の必須受講となっています。それだけでも、大変勉強になりますが、昨今、重症化された方のリハビリを担当するに辺り、いざ、急変した時に、適切に対応できるか、より詳しく学んでおきたいと、思ったのがきっかけです。
偶然、今回、定員に空きが出たため、参加することが出来ました。
ICLSでは、リーダーを決めて、その方を中心に、指示、状況把握、準備、実行がなされ、周りのスタッフは、フォロワーとして、リーダーに状況を報告したり、指示を受けたことを実施したら、実施したことを報告する。そして、足りないことがあれば、提案する。周りがお互いをフォローして行きます。
最初はなれないので、私は特にですが、皆様、自分のことで、手一杯。報告もフォローも、そして、指示もあったか、なかったか、よく分からない。分からないので、方針が色々決まらず、時間だけが過ぎていく。焦るけれども、何をしていいか分からないし、自分のやることで手一杯だから、他の人に何も出来ないし、何も言わない。それぞれが孤立している状況でした。
それでも、一日、ほぼ実技中心に学ぶので、そして、色々な立場を経験するので、だんだん、自分の仕事だけでなく、周りのこと、次に何が必要か、見れるようになり、声をかけれるようになり、声が出せるようになる。
チームビルディングが、出来てくると、落ち着いて、対応出来るようになる。もちろん、ICLSのインストラクターの方々の的確な指示、フォローがあっての事です。
チームビルディング、まずは自分の仕事を覚える。リーダーを支えるためには、フォロワーが報告を実施する。そして、リーダーは指示、状況把握を実施していく。それぞれがそれぞれの立場がわかる事で、フォローもしやすい。さらに、そのチームを支えるインストラクターが、チームビルディング出来るように、適切なアドバイスを、フィードバッを与える環境を整備する。そこに集中できる支援をする。時には、一緒に参加する。
さらに、それを支える病院の運営フォロー、そして、病院の運営を支える、職員の日々の労働、、、と、まで行くと、自分に帰ってくるので、私たちの行動は、色んな所に波及し、波及され、繋がっていることを認識するのです。
勝手に、チームを作れば、チームと名付ければ、チームができる訳では無い、ということですね。
では!