空模様

のたりのたりのなまけもの 2021.9.20

今朝は突き抜けるような蒼い空を
筆で描いたような白い雲が流れている

透き通った空気の向こうに
深い緑を湛えた大きな山々

毎朝、その表情を変える景色に
なんと美しいのでしょう！と
毎日何度も声に出して言ってしまう

いつもの公園で水遊びをしていると
いつの間にか灰色の雲が遠くに広がっている
そろそろ雨が降りそうだ

坊はいつも絶妙のタイミングで
遊びを切り上げる
本能的に空気の変化を読み取っているのだろうか

同じプログラムの仲間と遭遇し
お友達のお宅へおじゃましに向かう

この道通ったことないねぇ楽しいねぇ

と、のんきに歩いていたら
突然頭上でバリバリバリと空が裂け
電線がバチバチバチ！！！！

「悲劇！邦人留学生コスタリカで雷に打たれて死亡！」

というニュースの見出しが浮かんだ

そんな時でも坊は
瞬時にお父さんにしがみついただけで泣かず、
ビックリしたねぇと、なんだか楽しそう
肝が据わっていらっしゃる

しばらくすると
しとしと雨が降り始め

木にリスがおるよ
あの鳥つがいじゃねぇ
ねこちゃんこっちおいで
アリはどの家にもいるね

と、みんなでおしゃべりに花が咲く

帰り道には雨も上がり
追いかけっこをしながら帰る

太陽も残り日を僅かに置いて
どんどん遠くなっていき
空はもう群青がかった灰色

オレンジ色の花が空に浮かんでる

そして今日もやっぱり一日の終わりに

なんと美しいのでしょう！

と

また声に出して言ってしまう