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脳障害はバカ。と言われた日。

27歳、若年性アルツハイマー型認知症を疑われている
私です。

2年前から、記憶のところどころが抜け落ちかけている私です。

自分の家族や、旦那さんにも
自分の状況はよく伝えています。

ついに、旦那さんから「バカ」と言われました。
きっかけは、旦那さんのスマホを預かったのを忘れておいてきてしまったこと。

普通ありえないです。
でも私は、置いてきたことを全く覚えていなくて。

バカと言われて
私は、
悲しい気持ちにになったのと
自分ではどうすることもできない悔しさと
確かにそうだよな…と納得する気持ちと

ひと様にバカと言われたことはこれが初めてではないけど
今までより、ずっと悲しく感じました。

バカになりたくて、こうなったわけではないし
脳の一部がなくなることを望んでいたわけでもない。

障害や病気は、誰も望んでなっているわけではない。

私自身が、バカになっちゃったと一番感じていて
こんなことも出来ないのかと何度も絶望して
でも、分からないように努力をしたり
理解を深めようとしたりしてきた中で

「バカか」と言われてしまったのは
やっぱり脳の障害は周囲に伝わらないことが多いのだと
気づかされました。

こういう事があるたびに私はものすごく怒られます。
「忘れることをわかっているなら、気をつけろ」と。

忘れてしまったのは、私が悪いです。(たとえ記憶になくとも)
反省をしているし、申し訳ないと思っている。
でも、私は忘れてきてしまった経験を夫の数百倍しているから、その危機感の差がかなりあると思っています。

だから、そもそも相手のものを預からないほうがいいですよね。

これは当事者でしか分からないと思いますが、
忘れっぽいことすら忘れてしまう。
できない事すら忘れてしまう。
前に失敗したことも、反省したことも忘れてしまう。

だから、一向に改善されない。

さらに、怒られても記憶にないことばかりで
何に怒られているのか分からなくて
内容がよくわからないから、こっちも腹を立てて怒ってしまう。

私自身は
忘れることは、悪いことだと思っています。

だって、とても生きづらいから。
とても周りに迷惑をかけるから。

じゃあ、忘れる私は悪い人?悪人?
と自分に問いかけると、そう思えない自分もいるんですよ。








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