未視聴だった自分をシバき倒したい。 『ブレイキング・バッド』な日々
2024年11月5日
『ブレイキング・バッド』、言わずと知れた傑作ドラマ。恥ずかしながら未視聴でした。
『ナルコス』(コロンビアやメキシコの実在の麻薬カルテルの壮絶ななんやかんや)とか、『オザークへようこそ』(麻薬絡みのヤバい金を資金洗浄する家族のなんやかんや)とか、麻薬モノが好き(ん、大丈夫か)な私。もちろんこの『ブレイキング・バッド』の存在は知っていた。
がんを宣告された高校の化学教師ウォルターが、家族へお金を残すために麻薬を作るというストーリー。「個人で麻薬作り」ってのが『ナルコス』と比べてずいぶんチマチマしてんな、と思ったし、シーズン5、全62話という長丁場にも気が引けていた。
見始めました。(あっという間にシーズン5に突入です)
とりあえず”チマチマ”とか言ってた自分をシバき倒したい。タコ殴りにしてやりたい。これは面白い!超面白い! そりゃ最初は多少チマチマしてたけど、そのチマチマがまた面白いじゃん。
麻薬を作り売人や麻薬組織と殺りあってー、というスリルもさることながら、主人公のウォルターの人間性にゾクゾクする。
「麻薬を作ってー」という時点で生き方としては不合理だし「家族にお金を残すため」という動機も中盤以降揺らいでいくんだけど、それを化学者らしい明晰さと緻密さで整合化していくうちに、自分の中の「絶対性」みたいなものが抑えられなくなっていく。
そんなウォルターに振り回され、巻き込まれる家族や関係者たちもキャラが立って魅力的。
『ナルコス』や『オザークへようこそ』で得た麻薬カルテルとかDEAとか資金洗浄とかの知識(ん、大丈夫か)がストーリーの理解を深める。
理解を深める、とかエラそうなことを言ったけど、主演のブライアン・クランストンが「え、あの映画のアレもこの人だったの!」状態。なんか申し訳ないです。
◆重要な役どころなのに
◆ほぼ主演なのに
◆ガチ主演なのに
ガスのジャンカルロ・エスポジートが『ナイト・オン・ザプラネット』のヨーヨーだったのも驚き!
残り1シーズンと、続編の映画『エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE』とスピンオフのドラマ『ベター・コール・ソウル』(こちらもシーズン6・全63話!)までたっぷり楽しみたい。
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