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ようやく映画熱が戻ってきたので、アレを探しはじめる秋 映画『マッシブ・タレント』ほか
2024年9月11日
9月になったというのに相変わらずの暑さ。その暑さと反比例するようになぜかヒエヒエだった私の映画熱。それがようやくちょっと上がり始めました。
というわけでここ最近見た映画についてザックリと。
『マッシブ・タレント』(2022年)
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浪費癖による多額の借金返済のため多くの低予算映画に出まくり"B級映画王"と言われたニコラス・ケイジ。そんなケイジのセルフパロディ的コメディでこれは大当たり!
借金で家族にも愛想をつかされた元大物俳優のニック(愛称)・ケイジ。
高額のギャラ目当てでスペインの大富豪からのオファーを受けるが、その大富豪を追うCIAから協力を要請され―。
必死とも余裕ともとれるニコラス・ケイジの弄られっぷり。そして、これにちゃんとつき合うペドロ・パスカルもイイ。ケイジの過去の名作のオマージュもあってちょっとじ~んとしてしまった。
映画『マッシブ・タレント』 原題:The Unbearable Weight of Massive Talent
2022年/107分/アメリカ
監督:トム・ゴーミカン
出演:ニコラス・ケイジ、ペドロ・パスカル、シャロン・ホーガンほか
◆こちらもどうぞ オススメのケイジです。
『シシリアン』(1969年)
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8月に亡くなったアラン・ドロンの出演作。
ローマからニューヨークに空輸される5000万ドルの宝石を空中で強奪しようというフィルム・ノワール。
さすがに古さを感じるけれど、そこも含めての面白さ。
冒頭の輸送車からの脱出やクライマックスのハイジャックシーンもちゃんとハラハラした。アラン・ドロンが悪くてカッコ良くて完璧。
エンニオ・モリコーネの音楽、ビヨ~ンという音(何の楽器なんだろ?)がちょっとコント感があってクセになる。
映画『シシリアン』 原題:LE CLAN DES SICILIENS
1969年/124分/フランス
監督:アンリ・ヴェルヌイユ
出演:ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、イリナ・デミックほか
『女神よ、銃を撃て』(2017年)
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ニコラ・デュヴォシェル目的で視聴。
邦題に自爆臭が……。
フランスの港町で亡夫の事業を引き継いだルイーズ(カトリーヌ・ドヌーヴ)が、脚に障害のある娘(ダイアン・クルーガー)がしでかしてしまった殺しを隠蔽したことから巻き込まれるなんやかんや(ザックリ、スイマセン)。
で、殺されるチンピラがニコラ・デュボシェル。そしてその友達で母娘をゆすりつつー、というキーマンにネクフ。
一言で言えば、全員美形のクズ。
南フランスの景色が人間のどうしようもなさを際立たせる。見どころはそこかな。
映画『女神よ、銃を撃て』 原題 :Tout nous separe
2017年/99分/フランス
監督:ティエリー・クリファフランス
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ダイアン・クルーガー、ネクフ、ニコラ・デュボシェルほか
ようやく映画熱が戻ってきた気がする
なぜ、ってわけでもないけれど、なんとなく一時期よりも「映画見たい」「映画みようぜ!」という気持ちが戻ってきた気がます。
そしてこの季節になると決まってボンヤリとイメージだけが浮かぶ秋の恋愛映画。
今年も探します。