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JFL 2024 第11節 横河武蔵野FC vs アトレチコ鈴鹿(観戦記)

勝った!

横河武蔵野FCはムサリクにアトレチコ鈴鹿を迎えての試合。両チームとも調子がいまひとつで勝って浮上のきっかけを掴みたい。ゲームを動かしたのは武蔵野。前半23分、武蔵野FW、No.14澤野がエリア内で倒されPK獲得。これをキッカーのNo.8 小林が落ち着いて決めて先制点をあげる。追いかける展開となった鈴鹿だが、選手の距離感が悪く、パスが繋がらない。後半、武蔵野No.18石原がレッドカードで退場するも、守備を固めて鈴鹿の反撃を抑え込み、貴重な勝ち点を手に入れた。

収穫は勝ち点3

ざざっと書くとその程度の試合内容なんですけど、それじゃわざわざ800円払って見に行った価値はない。武蔵野は再三あったチャンス(ここ数試合ぶりに確変って感じ)で決められない、決定力不足を露呈。無人のゴール目掛けてシュート打って、サイドバー叩くおちゃめっぷりも披露と、まあ地獄のようなサッカーは続いている。
武蔵野は栃木C戦の後半に上手くいった3−5−2を前半から使用。中盤を厚くしてプレスを効かせて、パスを繋いで行くといった作戦がハマる。対するアトレチコ鈴鹿は、どうにも選手間の距離が間延びしてるような、俗に言う「距離感が悪い」という状況に陥る。これは試合終了まで改善されることはなかった。そんな相手の拙攻に助けられた面もあった。悪い負け方が続いた武蔵野は、とりあえずどんな形であろうとも勝てば良い。勝ち点3を手に入れれば良い、内容より勝利。これに尽きる。

武蔵野の課題:決定力

武蔵野は、中盤でプレスをかけてボールを奪い、素早くパスを繋げてフィニッシュへという理想的な形がそれなりに出来ていた。しかし、フィニッシュに課題が残った。前後半合わせて12本のシュートを放つも流れからの得点はなし。お寒い決定力である。サッカーというのは決めるべきときに決めないと負けるのだ。

局面で数的優位を作る武蔵野。鈴鹿No.10中村選手に自由を与えなかった
前半で一番危なかった場面。鈴鹿No.23 関選手のFKはあわやゴール!だった

主審は敵か味方か

この試合の主審は眞尾 龍さん。

今日の彼の笛は武蔵野サポーターからすれば不可解だったようだが、どうだろう。まずは武蔵野にPKが与えられた場面。

武蔵野No.14 澤野選手が倒されPKを得る場面

写真の通り、澤野選手の足に鈴鹿No.15藤武 剛 選手の足が入ってる。これがボールに行ってないという判定でPKだ。よく見てたなと感心した。

武蔵野No.18石原選手と競る鈴鹿No.15藤武選手

後半、このプレイ後だったか、石原選手が副審に結構キツい言い方で文句を言っていた。それを主審が「もう終わり、もう終わり」とたしなめる場面があった。そばで聞いてた私も「おお、なかなかキツいな!」と思ったくらいなので、この時、主審に何らかの影響を与えたかもしれない。

レッドカードとなったプレイ。石原選手が鈴鹿No.13萩原 大河選手を倒してしまう
石原選手は、次節のソニー仙台戦は出場停止となる

競り合いの中、後ろから石原選手が萩原選手の足を蹴るような感じで倒してしまう。これがS2相当(乱暴な行為)とされレッドカード。ちょっと厳しいかなと思った。ゲームコントロールとしては悪くないと思ったし、全部がダメとは思わなかったけど。

逃げ切り

武蔵野は1人少ない状況で逃げ切り開始。鈴鹿は数的優位を活かして同点にしたいのだが、ズレた距離感は最後まで戻らず。

武蔵野No.36新関選手に2人がかりでプレスをかける鈴鹿

武蔵野はボールキープしながら時間を使えばいいので、相手陣内で体張って粘る。新関選手も懸命に時間を使う。

勝ちたいと負けたくないの意地がぶつかりあう

ほどなくして試合終了のホイッスル。
横河武蔵野は連敗を止め、久しぶりの勝点3を手にした。
アトレチコ鈴鹿はいいところなしで2連敗となった。

スコア

前半:1−0
後半:0−0
合計:1−0
横河武蔵野FCの勝ち!


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