いいねより大事なものを見つけられなかったJKは浪人しろ
高校生の頃、インスタ主体で動く友達が苦手だった。やることなすこと全てがインスタに直結していて囚われている気分だった。
何か面白いことをしたら、ストーリー。
いい景色、いい食べ物、いい写真、ストーリー。
いきなり他人にカメラを向けて、「何が面白いことして〜!」「え、おもんな〜」って言った人間には、Twitter民に住所でも特定されろ!て思っている。
でも煌びやかに飾ったインスタグラマーになれば、クラス、学年のヒエラルキーは確かに上がっていった。実際に自分も顔がブサイクで第一印象が最悪だったので、交友関係や教員の面白い話をSNSを使って伝えることで、1軍と3軍の間である2軍として生き残ることができた。
大学3年生になってちょっとした出会いがあり、
大学1年生の女の子とお付き合い手前までいった(つもり)
でも私は関係を絶った。なぜなら、
「自分よりイイね!が好きだった」からです。
というのも私が車で彼女の好きな映えスポットへ連れて行き、彼女はその日を終えるとストーリーの欄が投稿が多すぎて上のところが点になる女だった。
バイト先の先輩にジュースを奢って貰えば、
「たかしさんありがとうございます🫶」
彼女のインスタ欲に、もうイイよ。を押して
私は彼女をミュートした。そうして私は彼女ができるチャンスを逃し続けている。