ラオス

考えすぎちゃう大学生の脳内です。

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最近の記事

前歯矯正に踏み込んだ決意

「誰がデッパじゃ!」そう笑ってみせた太陽の光を全て吸収するように僕の前歯が光る。 中学生にして、前歯を武器にした僕はすぐにクールキャラを諦め、笑いを求められる位置いわゆる3枚目としての活動が始まる。 僕はデッパに悩んでいないわけではなかったし、なんなら凄くコンプレックスに感じていた。毎日悩む時期だってあった。 そんな日々を救ったのは、明石家さんまさんというデッパ界隈の船長だ。 さんまさんは、話の途中に自分のデッパを上手く噛み合わせて笑いを取る。''コンプレックスを武器

    • 気遣いとお節介

      気遣いとは難しい。 ここでいう気遣いは、いわゆるモテる男のテーブルマナーのようなもので、セルフのお冷を注いできたり、ご飯を食べるペースを合わせたり、男が車道を歩いたり、飲み屋でお冷を頼んであげたり、ドリンクを渡す際にストローをさしてくれたり、靴紐を結んであげたり。 ん?ってなりましたよね?? 何個目でお節介に感じましたか?? 接客業のアルバイトをしている僕の偏見がある。 AさんとBさんの2名で食べにきたお客さんがいる。Aさんの料理を提供するときに、Bさんがいち早く''

      • いいねより大事なものを見つけられなかったJKは浪人しろ

        高校生の頃、インスタ主体で動く友達が苦手だった。やることなすこと全てがインスタに直結していて囚われている気分だった。 何か面白いことをしたら、ストーリー。 いい景色、いい食べ物、いい写真、ストーリー。 いきなり他人にカメラを向けて、「何が面白いことして〜!」「え、おもんな〜」って言った人間には、Twitter民に住所でも特定されろ!て思っている。 でも煌びやかに飾ったインスタグラマーになれば、クラス、学年のヒエラルキーは確かに上がっていった。実際に自分も顔がブサイクで第

        • 女のケツは‼︎‼︎…触らねェ‼︎‼︎‼︎

          これは、ワンピースの黒ひげの台詞ではありません。私が乗車した夜の普通電車でのヤバいおじさんの叫び台詞です。 一駅、また一駅と通過するごとに、おじさんは「俺は女のケツを触らない」ことを主張し続ける。同じ台詞の繰り返しで周りの関心も少しずつ消えて無視されるようになってくると、物語はグランドライン後半の海へ。 おじさんは近くにいたサラリーマンの男性に横に座れと言って、その男性は応えて大人しく座った。 皆さんなら、座りますか? もし座った場合、ずっとおじさんの話を横で聞く必要が

          私が反抗期になったワケ

          反抗期と言っても反抗するワケではなくて心を閉ざすといった感覚で、ご飯の有無と明日の起床時間のみの会話をするぐらいのものです。 そんな自分が両親に心を閉ざすようになったのは小学3年生の頃です。 私は仲良しの7、8人のグループで毎日遊んでいました。その中でも1番仲良しのKくんとは近所だったこともあり、よくお泊まりしていました。 私は多趣味で新しいものにすぐ食いつく性格で、ベイブレード、デュエマ、イナズマイレブン、ハイパーヨーヨーみたいなものなどなど、私は発見して親にせがんで

          私が反抗期になったワケ

          部員にヴァンパイアがいた話。

          高校生男子ハンドボール部、今年の一年生は6名。私はその1人。不作の代と呼ばれる見た目の弱そうな6人だった。そんな時現れたのが茶髪、高身長、左利きの好青年。(ハンドボールでは左利きは重宝される部分がある)。グラウンドではこの登場を待っていた。いつもお前は遅いんだよ!という奴もいた。そんな好青年、彼には裏の一面がある。ヴァンパイア。 私は知ってしまいました。とある日の練習試合、私たち一年生は試合の見学、あまり目標なんてものはまだなかった。しかし彼は今日の目標があるらしい。''妹

          部員にヴァンパイアがいた話。

          泥船

          就職活動真っ最中、内定はまだなく、志望度の高いものから、不採用通知がくる日が続いた。このままで行きたいところに行けない、それどころじゃなくどこにも行けないかもしれない。 そんな中、名前も知らない大阪の制作会社の2次面接に呼ばれた。そんなに行きたいわけではないが、内定があるに越したことはない。 グループ面接で、既に緊張している大阪出身の女の子と5秒に1度爪をいじる滋賀の女の子と自分の3人だった。面接は16時からの予定だったが、30分ぐらいおしているらしい。緊張をほぐすために

          友達に猫がいる話。 

          中高生の頃、毎週公園にランニングにいっていた。その公園にはありえないぐらいの猫が住み着いているようで、中でも私は猫を寄せ付ける。目が合うと寄ってくる猫が何匹かいる。餌なんてあげないし、これ以上ついてくるならおしっこでもかけてやろうかと思う。もちろん冗談じゃない、そんな公園なんだよ、なんせ私はその公園でエアーポッツを2回紛失し、ベンチコートを盗まれたこともある。猫の仕業かもしれないが、、、。 大学生になっても僕は猫を引き寄せた。講義の時間を尋ねると、「知らんニャ」と答える大学

          友達に猫がいる話。 

          「無人島」

          小学6年生の頃、「無人島に一つに持って行くなら何?」とみんなに聞いて回る男の子がいた。 彼は、その答えで回答者の性格が分かると言った。今思えば心理テストの本でも読んだのだろう。 1人目は携帯電話と答えて、仲間想いで人を大切にするタイプだと診断されていた。2人目はナイフと答えて、野心家で情熱的だと診断された。 次に私の番が来た。 私は当時何を血迷ったか、ビート板と答えた。出題した彼は、冷めた目をしてそれは分からないと言いながら、その場を去った。 今思えば、心理テストの

          「無人島」