会話形式で簡単解説!「企業物価指数」と「輸入物価」の変動:私たちの生活にどんな影響があるの?
ねえ、Corte.X先生。ニュースで「企業物価指数」って言葉が出てくるんだけど、それって何?
良い質問だね、Nosy。企業物価指数は、企業が他の企業から商品やサービスを購入するときの平均的な価格変動を示す指標だよ。例えば、会社が材料や部品を買う時の価格変動を知るためのものだね。
そうなのか。で、この指数が上がったり下がったりすると、私たちの生活にどう影響するの?
良い疑問だね。企業物価指数が上昇すると、企業が商品やサービスを購入する際のコストが増えていることを意味するよ。これが続くと、企業はそのコストを消費者に転嫁することが考えられる。つまり、私たちが普段買う商品の価格が上がる可能性がある。
例えば、パソコンの部品の価格が上昇した場合、完成品のパソコンの価格も上昇する可能性が高いね。
そういうことは嫌だなぁ…。じゃあ、指数が下がるとどうなるの?
企業物価指数が低下すると、企業が商品やサービスを購入する際のコストが減少していることを意味するよ。この場合、企業はその恩恵を消費者に還元することができる。しかし、必ずしも商品の価格が下がるわけではないけれど、価格の上昇圧力は減少する可能性があるね。
たとえば、コーヒー豆の価格が大幅に下がった場合、コーヒーショップでのコーヒーの価格が安くなるか、同じ価格でもサイズが大きくなるなどの変化が期待できるよ。
なるほど。
で、日銀が12日発表した9月の企業物価指数(速報値、2020年平均=100)は119.3と前年同月比で2.0%上昇、8月(3.3%)から1.3ポイント低下して上昇率は9カ月連続で鈍化したというニュースがあるんだけど、
企業物価指数は上昇したけど、上昇率は減少しているんだね。
それと、輸入物価は円ベースで前年同月比14.0%下落し、6カ月連続でマイナス圏となり、8月(マイナス11.4%)より下落幅が拡大した物価が下がっているらしいんだけど、これはどういうこと?
そうだね。企業物価指数は上昇しているけど、上昇のスピードは鈍化しているということだね。これは、価格の上昇は続いているけれど、そのペースは遅くなっているということ。
輸入物価が下落すると、輸入する商品やサービスの価格が下がっていることを意味するよ。円ベースでの価格が下がると、たとえば海外製の服やガジェットなどの輸入品が安くなる可能性があるね。
なるほど、ありがとうCorte.X先生!企業物価指数や輸入物価の変動が、私たちの生活にどう影響するかがよくわかったよ!
いつでも質問してね、Nosy。情報を理解し、正しく判断することは大切だからね。
まとめ
企業物価指数は企業が他の企業から商品やサービスを購入する際の価格変動を示す。
指数が上昇すると、私たちが購入する商品の価格が上昇する可能性がある。
輸入物価の下落は、輸入する商品の価格が安くなる可能性を示唆する。
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