にんげん、終わりの見えない中どこまで頑張れるのか。
大学生で、一人暮らし。
付き合っている人はいない。
サークル活動も禁止されている。
授業も、バイトも。
気づいたら四六時中自分のパソコンと睨めっこしている。
親から「帰ってくるな」とは言われないけれど
帰らない方が良いことはその土地に住んでいた私が一番わかっている。
発散できる場所が無い。
友達はいる、でも相談はできない。
限界は感じている。
こんな人、今の時代、どこにでもいると思う。
加えて、自分には感染症に対する恐怖感がないんだろう。どこかで自分は感染症に罹らないと高を括っているし、罹っても良いと思っている。その時はその時だ。しがみ付きたい人生でもない。
なんで
なんで、私は
たった数畳の自分の部屋に、ずっと居続けなければいけないのか。
外に出ても、思いっきり空気は吸えない。
あつい。
くるしい。
根っからのアウトドア派ではない。
程よく外に出て友達と遊び、程よく1人だけの空間で癒されていた。
自分から閉じこもるのと、外的要因により閉じ込められるのは
精神状態が全く違う。
毎日報道される、感染者数。
どんな背景があろうが、その人数が今日の事実として報道されている。
娯楽を求めてテレビを付ければ、ソーシャルディスタンス。否応なく現実に気づかされる。
ここ数日はそれだけじゃない。
LINEニュースでは見たくないニュースが目に入る。
instagramもtwitterのトレンドにも上がっている。
頼んでもないのに、AmazonPrimeのお勧めも一色に染まっている。
Youtubeを開こうものなら、同じ俳優さんの写真のサムネが並ぶ。
私は今見れない。見たくない。まだ傷は癒えていない。
やめてくれ。
かつては束のように太かった糸に
少しずつナイフを入れられ
1本、1本、切れていく。
今はまだ辛うじて細いイトが2、3本残っている。
次に何かあったら...。
どうにかなってしまいそうなのが自分でもわかる。
でも、どうしようもない。
こんな人、今の時代、どこにでもいると思う。
半年前までは、何かの証のように
学校帰りの友達と巡るカフェの、カラフルな写真が毎日のように上がっていたinstagramも
今は息を潜めてしまっている。
今、嫌なもの、それは同調圧力のようなものだ。
でも、確かに、仕方ないよね?
そう思う自分をすら嫌になる時がある。
今、現実逃避できる場所はあるんだろうか。
こんな人、今の時代、どこにでもいると思う。
今、見ているドラマにフェイスシールド付き演者が登場しなくて良かった、と思うばかりである。
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