「いつか、アジアの街角で」 (読了)
タイトルを一目見ただけで手に取った短篇小説集。各話話の舞台は違えどアジアがストーリーの背景。
個人的には香港がストーリーのキーになっている大島真寿美さんの「チャーチャンテン」に引き込まれた。
チャーチャンテンとは香港の日本でいうファミレスと定食屋をミックスした感じのもっとローカル色の濃いお食事処のこと。
ストーリーに出てくる都内のチャーチャンテンはあそこがモデルかもしれないと想像が膨らんだ。
香港好きはこの小説を読むだけでもこの本を手に取る価値はあると思った。
Google MAPやコロナ等も他の小説には登場していた。全作を通して感じたのは時の流れの速さ。