吉野町案内人サポーター就任
この度、「吉野町案内人サポーター」の一員として、奈良県吉野町の関係人口増加のお手伝いをさせていただくことになりました。
吉野町との出会いは「吉野アンバサダー」に2年続けて参加させていただいたこと。コロナ禍で活動にも制約がある中で、ツアーの企画や、ふるさと納税の返礼品の新商品の考案などに取り組みました。
アンバサダーの活動終了後も地域の祭りの手伝いや、吉野山で観桜期に開設した臨時観光案内所の手伝いなど、機会あるごとに吉野に足を運んで、地域の人たちとの交流をさせていただきました。
6月25日(日)に「案内人サポーター」就任の行事の一環として吉野町を訪問。名刺に使用する吉野町の伝統工芸である和紙を国栖の里にある植和紙工房さんで自分達で漉きました。
工房の植さんに手伝っていただきながら、10セット和紙を漉きました。木枠で原料をすくって、水をふるい落とす作業。試行錯誤しながら、時には手伝っていただきながら作業を進めました。
昼食は「くにす食堂」でランチ。古民家をリノベーションして金、土、日曜日のみ営業している食事処。メニューは地元の食材をふんだんに使った週替わりランチで、この日はハンバーグ。レトロな雰囲気の中で、落ち着いで食事ができる人気店です。ベーグルの販売もしていて、こちらもふんわりしていてとても美味しいです。
昼食の後は再び、和紙工房に戻って、和紙を乾燥させる作業を見学。その後、宿泊先のTENJIKU吉野に戻る前に、天武天皇ゆかりの浄見原神社を訪問。
この神社では毎年、旧暦1月14日に「日本書紀」にも登場する「国栖奏」と呼ばれる伝統行事が行われます。
壬申の乱で挙兵する前に大海人皇子がこの地に身を潜めていたとも。神社の側には吉野川が流れていて、奇岩巨岩が織りなすなかなかの景観。とても神秘的な雰囲気でした。
夕方から町役場へ。吉野町の中井町長から直々に任命状をいただき、その後は町長や地元の方を交えて、夕食会。交流を深めました。
奈良大学通信教育部在学中からどこか気になっていた吉野。貴重な文化資源を数多く持ち、数々の歴史の舞台になった悠久の時の流れを感じる町。人の温かみも感じることができるこの町を多くの人に知っていただき、足を運んでいただけるお手伝いができればと思いを新たにした1日でした。