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かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次

初めて触れたのは小学生の頃だったと思う。
地元のデパートのおもちゃ売り場にファミコンの試遊コーナーがあり、このゲームを遊ぶことができた。

・かんしゃく玉を投げて敵を倒す
・アイテムは全て隠されており、特定箇所を爆破することで出現する
・攻撃を受けた敵がすぐ倒れず、一呼吸おいてから倒れる(時代劇っぽい)
・ステージの進行度が画面上に表示される(進行度の見える化)

など当時の自分には斬新なゲームで、両親がデパートに行くときに着いていっては遊んでいたのだが、まー難しい。
特に序盤で出てくる屋根上の仕事人が倒せず、自分も含め試遊している子供達が次々と仕事人に消されていった。


しばらくの後、お家で遊べる環境が整い、何度かプレイを繰り返しているうちに仕事人はなんとか突破できるようになったものの、今度は鷹匠に苦しめられ、全ステージの半分にも到達できないうちに挫折。


それから約10年後の高校生時代。
夏休みにワゴンゲーを買っては挑戦することを繰り返していたおかげでアクションゲーのスキルは当時より数段アップしていた。


今なら行けるんではないか、と再度挑戦。
そこでお札を3枚集めると手に入るゲタの存在を偶然知る。
これを履くと今まで背景でしかなかった雲の上に乗れるようになるのだ。
ステージ構成を無視して飛び回れるので実に気持ちいい。


さらに特定の雲の上に乗ると物凄い勢いでスコアが加算され、エクステンド、エクステンドと残機がどんどん増えるのだ。
これはありがたい。

残機に余裕ができたおかげで気軽に死んで覚えることができるようになり、
死体の山を築きながらなんとかクリア。

サンソフト特有のあっさりとしたエンディングだったが、約10年越しの旅はとても感動的だった。

前回のマドゥーラの翼も含め、書いているとまた遊びたくなってくる。
3DS買おうかな。

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