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久しぶりに映画見たのでメモ【3本】

家のものをいろいろ買うのに一月だけアマプラへ入ったので、期限切れる前に映画を見ました。ほぼ自分用メモなので簡単に。がっつりではないが、あらすじ程度のネタバレはあります。


ミッドサマー

監督/アリ・アスター 主演/フローレンス・ピュー
「胸糞映画」と評判だけは耳にしていたものの、見る機会を逃していた1本。どんなものがきたって負けないぞ! くらいの強い気持ちで見始めたんですが、そこまでダメージは食らいませんでした。
顔面破壊とかまあしっかり見せているのでグロいっちゃあグロい。でもなんか、コメディみたいな部分ていうか、思わず笑ってしまうところがあったりするしな…。
自分の生活にある「常識」とまったく違う「風習」や「慣習」に飲み込まれていく展開は、日本のホラーとかサスペンスによくあるしなあ。
村人「うふふ、あはは、たのしいね、いらっしゃいよくきたね」
客人「いやいやいやまてまてまて、なんだなんだおかしいヤバイヤバイ」

違うのは、その異質だったり凄惨だったりするものが、めちゃくちゃ美しい風景のもとで明るく爽やかに行われるということ。そのコントラストが、怖くもありおかしくもある。
ラストはいろいろ解釈があるようですが、私としては「一線超えたらあとはしあわせ」っていう感じでした。そういうところがホラーだね。

十二人の怒れる男

監督/シドニー・ルメット 主演/ヘンリー・フォンダ
1957年制作ということで、タバコ吸い放題だし陪審員は白人男性ばっかりだし差別発言もバリバリしています。
12人のおじさんとおじいさんが、ただひたすらにしゃべっている。有罪か無罪かを決めるための話し合いのはずなのに、全然機能していないところが早速すごい。「スラムの小僧なんて有罪に決まってるだろ」「さっさと決めて早く帰ろう」というすごい発言がいろんな人の口から出てきており、すごい時代だなと素直に思いました。人が死刑になるかどうか決まる話し合いとはとても思えない。こういうもんだったんだろうな。全然大げさじゃなくて。
部屋の中で話をしているだけなのに、一人ずつ性格や職業があらわになっていき、その中で自分の意見も変わっていく様は、今見てもすごく面白かったです。100分弱という長さもちょうどよかった。

キャビン

監督/ドリュー・ゴダード 主演/クリステン・コノリー
劇場公開時に映画館で観ました。格ゲーマーマイクラ配信で話題にのぼっていて、懐かしかったのでざっと見た感じ。
ホラー映画って書いてるけどこれはもはやホラーじゃないです。スプラッターコメディって言えばいいのか、なんかそういう、血がめっちゃ出たりするコメディです。
血が大丈夫な友達と一緒にキャッキャしながら見るのが楽しいと思います。
最初っから二重構造で始まるのでだいたいの展開は予想できるし、「まあそうなりますよね」って進んでいって安心できる。クリス・ヘムズワースをあんな雑に殺せるのすごくない? ソーだよ??(それもそのはず、彼のブレイク前に撮影したらしい。奇跡か?
いろいろ見せて、期待通りに話が進んでいくけど、最後はちゃんと「はあ!??」っていうところに落ち着きます。ちゃんと。
あの体験をぜひしてほしい。私は映画館で呆然としてしまって、ラストシーンとクリヘムが死ぬシーン意外ほぼ覚えていません。
しかも、今回見直したらラストシーンが覚えていたものと違った。あっけに取られて記憶が吹っ飛んでいる可能性がある。
さあ、あなたも。さあ!


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