2020 J3でのFC今治 どこまで戦える?
2020年、FC今治がJFLからJ3参入を果たした。で、どうなんだろう?という疑問。何が通用して、何が通用しないのだろう。JFLの試合を多く見てきた私にとっては特に応援しているチームではないものの単純に興味が湧くのです。ちなみに2019年はFC今治の試合を2試合、生で観戦しました。いずれも武蔵野シティ戦です。1試合は武蔵野で、もう1試合は今治まで出張って観戦してきました。JFLでのFC今治はかなりしっかりとボールを保持して戦うイメージでした。真ん中後ろ目に橋本選手がいて、サイドには駒野選手。正直JFLの中ではいわゆる有名な選手の宝庫でしたし、ボールを保持する能力を持っていたという表現の方が近いかもしれません。一方、武蔵野シティは完全に速攻型のチームで、そもそもボールを繋いでゴールを目指すというよりかはGKからロングボール1本に足の速い選手が走力で突き抜けるみたいなところがありました。攻撃というかサッカースタイルは全く違うチームでした。
で、繰り返しですが、どうなんだろう?という疑問。7月8日の段階ではまだJ3で2試合の消化となっています。1分け1敗。現時点でのFC今治の成績です。ロアッソ熊本線はDAZNで観てみました。うーん・・・ロアッソ熊本っていいチームですね。正直な感想です。FC今治がほぼほぼ受け身のように見えましたし、余裕を持ってボールを繋ぐ事が出来ていなかったですね。ロアッソの速いプレッシャーに終始苦労していました。こんな余裕のないFC今治も新鮮だなと思っていました。でも、よくよく考えるとJFLでの他のFC今治の戦いを観ていないので、正確な比較が出来ないんですけどね。何しろ武蔵野シティは別に相手にボールを持たれる事についてはそんなに気にしないスタイルでしたから。むしろHondaとかとの戦いではどうだったんだろうと思いました。2019年のFC今治はJFLでは3位という成績で終えています。考えてみるとJFLでも優勝争いすら出来ていないんですよね。Hondaが圧倒してましたから。
今期のFC今治の選手を見ても結構昨年の戦力がメインのようだったので、いろいろ総合的に考えるとまぁ中位くらい(8位とか9位くらい?)の成績で今季は終わるのかなと個人的には思っています。完全に個人的な見立てですが、やはりポイントは「どこまで守れるか」じゃないかと熊本戦を観ながら感じていました。JFLでは「如何に崩して点を取るか」がポイントだったのでしょうが、今期はある程度割り切った戦略。守る時にはしっかりと守る。繋ぐのを諦めてもしかっりと跳ね返す守備をする時は我慢して跳ね返す。という事をどこまで愚直に出来るか?なのかなと思いました。時間の経過とともに選手のマインドはJ3に慣れてくると思うので、そうすると(少なくとも)熊本戦のようにバタバタしてこなくなってくると思うのです。ただ、それでも90分の中では相手が主導権を握る時間帯は相当出てくると思うので、その時の胆力みたいなのが今のFC今治には一番必要なのかもと思いました。本当に個人的な感想です。ただJFLから参入したFC今治には、特に今期においては良い成績を収めて欲しいと思っています!
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