右足首骨折(外果骨折)その⑦退院前~ちょっと術後うつ~
手術翌日の夕方になると随分体も楽になって、松葉杖で院内を自由に行き来できるようになりました。そして翌日の退院を控えて猛烈な寂しさに襲われました。病棟の区切られたベッドにいるのが怖くなってきてしまいました。
振り返ると、恐らくちょっとした術後うつだったのかなと思います。
手術から回復までは生殺与奪のすべてをお医者さんと看護師さんに委ねており(痛み止めを求めても時間が経っていないからと貰えなかったり、トイレは必ずお世話にならないとだったり)ここから復帰するというのが不安だったのだと思います。また、仕事も一旦の業務を全て引き継いでおり、骨折を抱えた自分にできることが何も無いというのも不安を増幅させました。
友人にラインをしたり、他の病室の方と話したりして何とかやり過ごしましたが、結構精神的にインパクトのある体験でした。
すぐに復帰できる仕事がある自分でこれならば、周りの高齢の方達はもっと不安でもおかしくないのではと思いました。ちょっと隣のおじいちゃんと話してみたら中学の野球部の先輩と判明したりしつつ、身近な人に優しくしたいと感じる出来事でした。一人じゃ生きていけないと強く感じています。
その⑧退院後に続きます。