育児の日フォーラムにパネラーとして登壇してきた 2024.11.24
昨日は鹿児島県庁で開催された育児の日フォーラム「しあわせかごしま家族計画2024」でパネルディスカッションのパネラーとして参加させていただきました。
お声がけいただいたわけは、私の所属する会社がえるぼしやくるみんといった企業認定を取得していたり、今年から始まったかごしま『働き方改革プラス共働き・共育て』推進企業の第1号に認定されたりと働きやすい環境づくりに力を入れているからで、私自身が家事を頑張っているわけではありません(当日の朝、妻に「部屋も片付けられないのに?」と言われました。私の基準では片付いているのですが)。
企画運営の株式会社スタジオグッドフラットの市村さんからはだいぶ前にお話をいただいていたので、準備は十分にやる時間があったのですが、始まる前から色々ミスっちゃってました。
ミス その1 プロフィール写真
広報で使用するので1枚写真をくださいと言うので、きっちりした写真のほうがいいかなと思い、スーツを着た写真を送ったところ、「もっとカジュアルで大丈夫ですよ!SNSでのシェアになります。」というので、昨年ベトナムに行った際にホーチミン廟の前で撮った写真を送ったのですが、、、
1人だけ浮いてる!!!
そう、今回のテーマは「はじめようチーム家事!」、皆さんの写真は私以外の写真はそれっぽいのに(講演の三木さん実際に家事をしているわけではない)、私だけバリバリ遊んでる。
この写真送る前に市村さんから「こんな感じでもOKです。 これは社外活動だと思いますが。笑」って送られてきた写真がこちらなんですが、
いや、もっとダメでしょ。生足!変な顔!
開催数日前には、当日自己紹介で使用する写真を3枚送ってくださいということで送ったり、パネルディスカッションの想定テーマ集や参加者からの事前質問を共有していただいたりしました。おかげで、男性育休白書2024を読み込んで「取るだけ育休」について調べたり、我が社の育児休業事例集から取得者の想いを汲み取ったり、当日の朝は妻に意見を貰ったり十分すぎるくらい準備することができました。
当日は11時会場入りで、打ち合わせ。県の担当者の方、運営の市村さん、司会の福元ゆみさん、基調講演の三木智有さん、パネラーの大薗順士さん、白水梨恵さん、そして私の7名で流れに沿ってひとつひとつ確認していったのですが、私この打ち合わせにかなり感動してしまいました。
こういう類の打ち合わせって結構、責任者が決まっていることを読み上げ、大した盛り上がりもなく終わると多くないですか?しかし、司会の福元ゆみさんが忌憚なく「こうした方がいいのでは?」というアイデアを出されるので、議論が活発になりみんなで試行錯誤しながら最善の方法を探りました。
これまで色々なところで司会をされてきただけあるなぁと思う一方で、この真剣さ・熱意があるからこそ引っ張りだこなんだろうなと思わされました。私自身前向きな活発な議論が大好きなので、この場にいれたこと自体がとても嬉しかったです。
そうそう、この打ち合わせ中にビックリしたことが、パネラーの自己紹介の流れを確認する際に、提出した3枚の写真をスクリーンに投影していたのですが、前の二人がスライドに分かりやすく説明を入れていたり、1枚のスライドに複数枚写真を入れていたのです。
おいおい、写真3枚って言ってなかった?
と、ただただ写真の私はかなり焦りました。が、焦ってもしょうがないし、そのつもりで準備してきてるので全然問題ないのですが、焦りました。
打ち合わせ終了後は、控室でゆみさん、三木さん、パネラー3名でお弁当をいただきました。というか、ゆみさんのぶん回しで雑談しながらパネルディスカッションの情報収集。こちらもとても楽しい時間でした。ゆみさんは実家の近所のお姉さんでして、私のことを「のせくん」と呼ぶので少し照れました。
ミス その2 自己紹介写真
ご飯食べ終わり会場に戻り、開会まで時間ができたので、先程の自己紹介写真について、市村さんからのメッセージを確認してみたのですが…
思いっきり「自己紹介スライド」って書いてある!!!
はい、完全に私のミスです。自己紹介の冒頭でネタにさせていただきました。
今回、会場内では「コラージュワークショップ」や「モノモノコウカンプロジェクト」が同時開催されていて、子ども連れでも参加可能だったので、子どもの声がする賑やかな中での開催でした。
こういうイベントに参加される方だからか分かりませんが、とても表情と反応が豊かでとても話しやすい雰囲気で話しやすかったです。県の課長さんも子ども関連部署だからか、冒頭の挨拶もとても柔らかく「やっぱり部署にあった人事になるのかなぁ」なんて考えておりました。
基調講演
さて、時間になり、まずは三木智有さんの基調講演。
おそらく詳しい内容はイベントの公式からレポートが出ると思うので、詳しい内容はそちらに譲るとして、何より800回講演されているだけあって、お話が上手で講演の構成や話すテンポや間という点でとても勉強になりました。
パネルディスカッションで聞かれることの中に「三木さんの話を聞いた感想」があったので、たくさんメモした中から
「わたし、家事とか好きじゃないから」
サプライズ家事エピソード
お互いのやったアピールが大事
をネタとしてキープしておきました。
「チーム家事」という点においても、かなーりたくさん参考になることがありました。ぜひ三木さんを講演に呼んで聞いていただければと思います。もしくは本も出されてますので、そちらをお読みください。
パネルディスカッション
そしていよいよ、パネルディスカッション。
まぁ、登壇者みんなで事前に「50分じゃ時間足りないよね」と話しておりましたが、案の定あっという間でした。こちらもゆみさんのぶん回しでとてもLive間のあるディスカッションになったのではないでしょうか。
冒頭、そこそこ緊張していたのですが、三木さんの講演の感想を言った際にお客さんが笑ってくださってので、そこからリラックスできました。ゆみさんの質問に答える形で、淀みなく話すこと自体はできたのですが、準備していた内容の3割程度しか話せず残念でした。
パネルディスカッションの中で、印象的だった言葉が2つあります。
ひとつ目はお客さんからの質問「イクメンという言葉をどう思いますか?」に対して大薗さんが答えたあとに、三木さんが流れを切っておっしゃった
「イクメンという言葉は必要だった」
という言葉。最近、揶揄の対象になることが多い、この言葉ですが男性の家事参加が当たり前になる過程においてはやはり必要だったというご意見に、「本当にそうだよなぁ」と深くうなづいてしまいました。それをメモってたらゆみさんに見つかって「いま何をメモしたんですか?」とツッコまれましたが。
もうひとつは、司会のゆみさんが確か終わり際に発した「お持ち帰りいただいて話のきっかけにしていただければと思います」的な言葉。
なぜ、これに感動したかというと、私が哲学カフェを進行する中で毎回「ぜひ、そのもやもやを持ち帰っていただき、ご家族や友人、職場の方などとの話のきっかえけにしていただければと思います」と言っているからです。ただの偶然なのですが、こんな素敵なワードを自分は言っていたのかと感動してしまいました。
話せなかった7割のことまとめて書こうかと思ったんですが、家族のこととか多めなのでやめときまーす。
というわけで、とてもいい機会をいただきました。関係者の皆様、本当にありがとうございました。