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言語初学者同士の通話は成り立たない 2024.11.12 

言語交換アプリHelloTalkの学習言語をインドネシア語に変更してからというもの、たくさんのインドネシア人から毎日のようにメッセージが届く。数えてみると10月30日から延べ130人。1日10人程度ですね。

ほとんどが「日本語を教えてもらえませんか?」「私はあなたにインドネシア語を教えます。あなたは日本語を教えてください」という内容。

しかし、私はインドネシア語を学び始めてまだ2週間。そして相手もまだひらがなも読めない場合がほとんど。加えて、HelloTalkは音声のみの通話(メッセージのやり取りはワンタップで翻訳が表示されるので便利)。

ベトナム人相手であれば、分からない言葉があったとしてもベトナム語で説明ができるので、こちらが教えるのは成り立つのですが、全く理解できない言語を音声通話で教え合える気がしない。

というわけで「私はインドネシア語の勉強を始めてまだ2週間でまったくインドネシア語が分かりません。どうやって勉強しましょうか?(インドネシア語で)」と返事をするのですが、そうすると「大丈夫です。私が教えてあげます」と返ってくる(だからどうやって!?)。そんなこんなで「数回メッセージをやり取りして放置」ということが続いてました(130人全員に返しているわけじゃないよ。返信するのは2割くらいだよ)。

すると昨日

Belajar bersama yuk(一緒に勉強しましょう)
Kita telfonan oke(電話できる?)
Waktu luang kamu kapan?(いつ時間がありますか?)

と畳み掛けられ、例に漏れず

Saya masih belum bisa berbahasa Indonesia. Saya baru mulai mempelajarinya 2 minggu yang lalu. Bisakah kamu berbicara bahasa Jepang?
(私はインドネシア語をまだ話せません。2週間前に学び始めたばかりです。あなたは日本語を話せますか?)

と返信。すると

Gapapa dong, kamu akan ku ajarkan berbahasa Indonesia sampai lancar.
(大丈夫、流暢になるまでインドネシア語を教えてあげるよ。)

そして日本語も

Bisa kok(できるよ)

と軽いノリで返ってきたので、であればなんとかなるかなと

Saya punya waktu hari ini jika jam 10 malam di Jepang atau jam 8 malam di Indonesia.
(日本で午後10時、インドネシアで午後8時であれば、今日は時間があります。)

と回答。

17時半に仕事を終え、19時15分まで保育園のお手伝いに行き、19時半から21時前までベトナム人スタッフの自宅に日本語レッスンに行き21時40分に帰宅(いうても、日本語レッスンは年末調整と税金の仕組みをベトナム語で説明してたらタイムオーバーになったので日本語勉強してない)。

ダッシュで夜ご飯食べてると21:50に「Kamu sudah siap kerja?(準備できた?)」とメッセージ。「仕事から帰ってきたばかりでご飯食べてるからちょっと待って」と送り22時に「準備できたよ」と送るも今度はあちらが反応せず。結局、電話かけたのは22時20分。さて、その結果は…

全然会話になりませんでした!!!(そりゃそうだ)

相手はめっちゃインドネシア語で話してくるし、たま~に聞き取れるフレーズあって回答したりするんだけど重ねて質問されても答えられないし、こちらがGoogle翻訳使ってインドネシア語で質問したところで相手の回答何言っているか分からない。相手がしてくる日本語の質問に答えても今度は相手が分からない。

途中で相手が「私はアプリを使って日本語を話しています」って言うんだけど、それはこちらも一緒。チャットの方にインドネシア語で書いてくれさえすれば、Google翻訳にコピペできるのだけれど、それも通じない。完全な詰み。

お互い途方に暮れたところで、「テキストを使って勉強しない?」と聞き「する」というので、無料で使えるいろどりのテキストのURLを送るも「開けません」。

「もうやだ」と思い「今日はこれで終わりにしましょう」を翻訳したものをチャットで送るも「どういう意味?」。お互いへとへとになったところで相手から「電話を切りましょう」と日本語でチャットが来てようやくお開きになりました。

私たちこの状態でどのくらい話してたと思います??

40分ですよ、40分!!!

あー疲れた(たぶん相手も疲れたと思いますが)。

まったくの初学者同士の音声のみの通話は成り立たないことがよく分かりました。初学者同士でもコミュニケーションが成り立つ条件としての仮説として

  1. 画面などで、示しながら話すことができる(テレビ電話等)

  2. お互いに話せる別の言語がある(英語等)

いや、1だけでなんとかなる気がしますね。しかし、出会ったばかりの人に連絡先とかFacebookのアカウントとか教えたくないですよね。

そして、これはあくまでコミュニケーションが成り立つというだけで、言語が上達するかは怪しいですね。いや、上達するかな。

やっぱり私は「教えるー教えられる」のはっきり関係性が会ったほうが楽しいし、意義もあるかなと思っちゃいます。まぁ自分がインドネシア語を上達させれば解決する話なので勉強を頑張ろうと思います。それまでは、音声通話はお預けです。

「いや初学者同士でも音声通話が成り立つ方法あるよ!!」って方いらっしゃいましたら是非教えてくださいませ~。

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