感傷謳歌

PEDRO「感傷謳歌」にどハマリ中

BiSH アユニDのソロプロジェクトPEDROの新EPの発売が発表された。

発売に先駆けて第1段楽曲「感傷謳歌」が先行公開された。

アユニ・D、右脳・D、左脳・Dで1人3役?PEDRO新曲「感傷謳歌」MV(動画あり) - 音楽ナタリー
https://natalie.mu/music/news/368217

私は熱狂的な清掃員(BiSHファンの呼称)ではないし、完全なるアイナ・ジ・エンド推しなのだけれど、「感傷謳歌」を聞いて完全に心臓を撃ち抜かれた。昨日から既に50回以上聞いていて、歌詞を諳んじてしまった。そのくらい良い。

何より、これまでのPEDROのPVとは比べ物にならないほどポップに仕上がっている。ちゃんと見たことないが黒基調のクールだったものが、驚くほどカラフルになっている。

基本的に斜に構えているアユニがこんなにはっちゃけてる姿は初めてではないだろうか。

そして、アユニがおでこを出すのも初めての模様。何やらアユニはおでこを出すのが嫌いらしく、twitter上でお兄たんず(アユニDのファンの呼称)が顕になったおでこに歓喜していた。

そんな初物尽くしな店はさておき、私が惹きつけられたのはその歌詞だ。

私はマラソン大会に出るときなど、自分を鼓舞する時にこれまでBiSHの「本当本気」を聞いていた。

これもアユニの作詞で、アメトーーク!で初めて聞いたときに脳みそを揺さぶられた。

アユニじゃなきゃ書けない歌詞だとは思わない。けれど、アユニが歌うからこそ勇気づけられる歌詞だと思った。

よくテレビで流されるアユニのオーディション映像。札幌から出てきた垢抜けない彼女が歌ったのは「となりのトトロ」。人と接するのが苦手で、声も小さく、斜に構えていたアユニが成長していく様子に多くの人が惹きつけられている。

このPEDROというソロプロジェクトでもその成長の様子が見てとれる。

PEDROのアユニ・Dと田渕ひさ子が語る「音楽が開く心の扉」 - インタビュー : CINRA.NET
https://www.cinra.net/interview/201908-pedro_yjmdc

音楽に興味はなく、握ったことすらなかったベースを半ば強制的に始めされたところから数ヶ月でLIVEの舞台に立ち、今や全国8箇所のツアーチケットは売り切れるほど、人気アーティストの仲間入りをしている。

そんな中で斜に構えていた彼女の何かが変わってきたのだろう。歌詞に表れる言葉がいちいち前向きになっているように感じる。

サビの

いきていればいつかきっと
良いことがあるらしいが
良いことは生きていないと怒らない
やってやろうじゃないか

は最高だし

大サビ前の

ごはん食べるのも燃えるゴミを出すのも
朝が来るように夢を見るのも必死にやっているんだ

からの大サビは毎回涙が出てしまうくらいいい。

「36歳のおじさんが今更何を言っているんだ」感は否めないが、夢に向かって当たり前のことをやるというひたむきさに胸を打たれる。

「本当本気」では

脳ある鷹はね爪を隠すの知ってた?

と言っていたのが「感傷謳歌」では

無能な鷹だから
爪を見せびらかしている
得意技はないのに

となっているのも、ありのままの自分で勝負しようという気概が感じられてすごくいい。

とにかく騙されたと思って一度聞いてみてほしい。

もう一度言うが私はアイナ・ジ・エンド推しであってお兄たんずではけっしてない。けっしてないが「衝動人間倶楽部」は買ってしまうんだろうなぁ。。。






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