
JLPTの試験結果にCEFRのレベルが表示されるように 2025.02.25
日本語能力試験JLPTのサイトで嬉しい発表ありました。
2025年12月の試験結果から、合格者にだけCEFRレベルが参考表示されるようになるとのことです。
ヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages:Learning, teaching, assessment、以下いか「CEFR」)は、欧州の言語学習・教授・評価の場で共有するための枠組として、2001年に欧州評議会により発表されました。
CEFRでは、外国語の熟達度をA1、A2、B1、B2、C1、C2(C2が最高レベル)の6つのレベルに分わけ、各レベルで外国語を使ってどのようなことができるかを、言語能力記述文(「~できる」という文)で示しています。
CEFRは40もの言語に翻訳されており、言語や国境を越えて、外国語の運用能力を同一の基準で表示することができる国際的な枠組として広く活用されています。
日本語に関しても、日本の文化庁が「日本語教育の参照枠」(報告)(日本語版のみ)を、国際交流基金が「JF日本語教育スタンダード」を、CEFRを参考とした日本語学習、教授、評価のための枠組として発表しています。
「日本語教育の参照枠」(報告)では、学習・教育内容の多様化が進む中、各試験が判定する日本語能力についての共通の指標を整備し、利用できるようにすることが必要となってきたとの考えが示されました。これを踏まえ、日本語能力試験の受験者をはじめとした関係の皆さんが、日本語能力試験(以下「JLPT」)の結果を国際的な枠組(CEFR)に当てはめて、参考とすることができるように、各種検証作業を通じて、2025年第2回(12月)試験から、日本語能力試験の成績書類にCEFRレベルの参考表示を追加することとしました。
https://www.jlpt.jp/about/cefr_reference.html
CEFRレベルとはヨーロッパ言語共通参照枠という国際的な言語能力の指標で、幅広い言語試験で導入されています。
各級のCEFRレベル対応も掲載されています。

介護技能実習や特定技能の要件とされているN4はA2レベル。N3が、N2はB2。N1ともなると上級のC1ですって。他の試験と比べると、そんなに難しいかなぁとネイティブとしては思っちゃいますが。
各検定とCEFR
英検®

英検だと準1級でようやくB2。
HSK中国語検定(漢語水平考試)

iVPT国際ベトナム語能力試験
iVPTはA1~C2とCEFRと同じレベルになってるので分かりやすい。
ViLT 実用ベトナム語技能検定試験
ViLTは書く、話すの分野がないためCEFRへの対応が難しいと言われている。
インドネシア語技能検定

インドネシア語技能検定もViLTと同様だと思いますが、対応表作ってる方いたので参考まで。2ヶ月で受かったE級はやはりA1の初級も初級。
私のCEFRレベルは
上記を元に私の言語レベルをCEFRに当てはめてみると
英語:英検2級=B1
中国語:HSK3級=B1
ベトナム語:iVPT 結果待ち
ViLT4級インドネシア語:インドネシア語技能検定E級=A1
日本語:JLPTN1満点=C1
ってな感じ。大体の言語でB1までいけると良いね。
B1
仕事、学校、娯楽でふだん出合うような身近な話題について、共通語による話し方で あれば、主要点を理解できる。その言葉が話されている地域を旅行しているときに起こ りそうな、大抵の事態に対処することができる。身近で個人的にも関心のある話題につ いて、単純な方法で結び付けられた、脈絡のあるテクストを作ることができる。経験、出 来事、夢、希望、野心を説明し、意見や計画の理由、説明を短く述べることができる。
今回色々調べていたところ驚きの事実が。

ずっとCEFRを「シー・イー・エフ・アール」と読んでいたのですが

お前「セファール」って読むんか!
♪取っ手が取れる~セファール♪ だな
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