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ジャンク品ギターを復活 Ibanez PGM30編 Part1: ネックの掃除
Yahoo!オークションで、Ibanez PGM30 のジャンク品を落札しました。シリアルナンバーはFXXXXXXで、2001年のフジゲン製だと思われます。 綺麗にリペアして、使用できる状態までにするのが ゴールです。ギターが届いた時の状態は次のような感じです。
ネック
ヘッドは黄色く変色し、ロゴのシールは剥がれかけて拭くとボロボロ剥がれます
ナットパーツなし
フィンガーボードは手垢・ホコリでベトベト
フレットは錆びとホコリでベトベト、6割ぐらい残っている
弦は錆びすぎ
ボディ
全体的に黄色く変色、タバコのヤニ?っぽい汚れがひどい
ピックアップカバーのネジがなく、レシート?っぽい紙を丸めて固定されている
それなりに傷がある
電気系統
ジャックはすり減って、抜けやすくなっている (交換必要)
ボリュームノブを回すと、ガリガリする (ポッドの交換必要)
というようなギターなので、相当長い間、放置されていたのかなと思います。
ネックのクリーニング
掃除前のネックの状態です。次の画像を見ていただけばわかると思いますが、想像以上に汚れてねっとりしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1706415893496-XeowANeWxf.png?width=1200)
汚れを取るために、無アルコールのウェットティッシュで拭きまくりました。あまりの汚れに、写真を撮るの控えてしまいました。。。
表面上の汚れは取れるものの、フレットに近い部分の汚れは全く落ちる気配はありませんでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1706416935500-a9NfNtohmE.png?width=1200)
これではウェットティッシュの無駄遣いになってしまうので、削り取ることにしました。耐水ペーパーの1000番 を使って汚れを削り取る作戦です。
耐水ペーパーを小さく切って、1Fから24Fまで丁寧にフィンガーボードを削りました。フレットがベッタリして気持ち悪く作業するのが辛くなったので、このタイミングでコンパウンドを使って1回目のフレット磨きをしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1706417783761-afII383sIi.png?width=1200)
やっとフィンガーボードが綺麗になり始めました。まだまだフレットの錆と汚れが酷いため、2度、磨きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1706418259301-2esAXStG92.png?width=1200)
ピカピカになりました。ちなみに、コンパウンドを使うのはよっぽどの時で、通常はフレットバターを使います。
最後に、もう一度、耐水ペーパー1000番でフィンガーボードを整えて、ねこだまり工房さんの蜜蝋ワックスで仕上げました。
![](https://assets.st-note.com/img/1706418862476-DNGpP3OESI.png?width=1200)
蜜蝋ワックスで保湿対策をしておきます。フィンガーボードの木目とローズウッドの黒が映えて、より綺麗に見えるようになりました。フレットの減りが気になりますが、後々打ち替えも考えます。
以上で、ネック編は終わりです!今回、メンテナンスに使った用品をリストアップしておきます。メンテナンスの参考にしていただければ幸いです。
参考品:使用したメンテナンス用品
フィンガーボードの汚れを取るために使った耐水ペーパー
フレットを磨くときに使ったコンパウンド
鉄板のフレット磨きクロス
ローズウッド指板のメンテナンスの仕上げ用ワックス