夜にこれを聴いてチルアウトしよう
人間は夜という時間が一番落ち着くのであり、一番感情が揺らぐ。良くも悪くも夜という時間帯は危ない。
この間、『ドライブ・マイ・カー』を観にいったが、その中で、頻繁に夜に車を走らせるシーンが多い。しかし、車中のBGMは決まってセリフを吹き込んだカセットテープでなんか味気ない。
せっかくいいロケーションで夜のドライブなんだから何か曲を流そうよ…とは思った。作品自体はよかった。
僕も日々、通勤で車を使っているので、夜のドライブにかける曲はそれなりにこだわっている。そのプレイリストを紹介しよう。
ミツメ ‐ Disco
ライブ映像があったので、ぜひご覧いただきたいが、イントロから「あ、いい!!!」と確信させるアウトロー的なはじまり。ミツメはゆるゆるしており、心地よく浮遊させてくれる。押しつけがましくなく、絶妙なバランスでエモーショナルから離れた距離感がある。
中島美嘉 - 僕が死のうと思ったのは
タイトルから誤解されそうだが、これは病んだ歌ではない。疲れて凝った心を解きほぐしてくれる歌だ。歌詞は全編通して「死にたくなるシチュエーション」を歌ったものだが、その対偶をとれば「生きる道しるべ」を暗示している。憎たらしいと思うこの世界でも「あなたに会えたから私は生きてこれた」という希望もあるのだと思う。
Pinkshinyultrablast - Umi
洋楽から1曲。サンクトペテルブルクにて結成されたPinkshinyultrablastというバンド、ご存じだろうか。まずはVoのリューボフの歌声を聴いてほしい。コメント欄に「beautiful」の嵐だ。
曲名に「Umi」(海)という日本語を持ってくるあたり、日本への愛を感じる。こんな素晴らしい曲に「Umi」というタイトルをつけてくれてありがたい。
Yogee New Waves - Climax Night
ポップで心地よいメロディだけど、気取ってないちょっと力の抜けた歌声にすごくハマるのがYogee New Wavesだ。夜道を歩きながらのんびり聴きたい曲である。
夜って大体誰かのことを思い出すし、過去の恋愛を思い出して泣いちゃったりするし、こういった辛い出来事に助けとなるのが音楽だよなぁ。と感じさせる1曲である。
KAGERO - SCORPIO
JAZZから1曲。JAZZって何?何から聴けばいいの?大丈夫。僕もわからない。だったらこれでも聴いとけ!!!KAGEROである。脳天を直撃でもするんじゃないかというくらい、荒ぶったサックスに注目。そんなKAGEROのキラーチューン。
下津光史 - bird song
「踊ってばかりの国」のボーカルを務める下津光史によるソロの中でも、一聴に値する曲である。劇的に渋い歌声が落ち着く。
という叙情的な歌い出し。そして2番の歌詞には
夜の絶望の中にいるとき、もういない愛する人人のことを歌った歌だ。風と共にそんなことを思い出したかのように歌った曲でもある。
世田谷ピンポンズ - ターミナル駅
夜にこういうフォークソングっていいよね〜と思って挙げた1曲だ。70〜80年代のフォークソングでよく聴く曲調だ。現代におけるフォークソングといえば世田谷ピンポンズだろう。
あいみょん - 桜が降る夜は
桜の時期は終わったけど、夜だから聴きたい曲だ。これを聴いてると、恋は勘違いしている時や片想いしている時が1番幸せなことだと思うことも。「夜」と「恋」を「桜」の比喩をもってこの歌があるのだと思う。
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