生活習慣病ってなに?
こんにちは!
ノルン鍼灸院・管理栄養士,登録販売者の
ななむらです!
いまや日本は、世界でも有数の
長寿国として知られています。
日本人の平均寿命は男女ともに80歳代です。
しかし、1947年ごろは平均寿命が50歳代と、
今と比べると短命でした。
1950年代の日本人の死因を見てみると、
高血圧症が原因ともなる
脳血管疾患(脳梗塞や脳出血など)が
第1位となっています!
これは、まだ一般家庭に
冷蔵庫が普及していなかったり、
現代の流通を支えている
輸送網が進んでいなかったりしたため、
漬物や塩漬けなどの塩分の濃~い保存食を
たくさん食べていたことが
大きな要因と考えられています。
現代では、冷蔵庫や輸送網が普及し、
さらには医学の進歩によって
塩分摂取を制限することで、
血圧を管理しやすくなってきました。
こうしたことから、脳血管疾患による死者は
減少していきました。
では現代の日本人の食生活を見てみると、
高動物性たんぱく質・高脂質
という食事傾向が目立っています。
欧米の食文化が入ってきたことも
こういった食事傾向に変わっていった
要因の一つとなっていますね。
それに伴い、問題となっているのが
「生活習慣病」です!
生活習慣病…
聞いたことあるけど、実際どんな病気?
太らなきゃ大丈夫なんだっけ?
と、意外とどんなものか知らない人も
いると思います!
しかし、「生活習慣病」の名前の通り
生活習慣が大きく関係しており、
誰でもなる可能性があるのです。
昔は成人病とも呼ばれていましたが、
成人でなくても発症する可能性があるため、
「生活習慣病」という名前に変わりました。
若いし自分には関係ないな~と思っている人も
実は関係大あり!ということです。
今回は、生活習慣病とはどんな疾患なのかを、
お話していきたいと思います!
▼生活習慣病とは?▼
生活習慣病とはその名の通り、
食事や運動、ストレス、休養、喫煙、飲酒などの
生活習慣が深く関与し、
それらが発症の要因となる疾患の総称です。
「生活習慣病」という一つの病気だと
思っていた人も多いんじゃないでしょうか?
実際は、生活習慣が要因となって発症する
疾患“たち”をまとめて
「生活習慣病」というのです!
日本人の三大死因である
がん、脳血管疾患、心疾患
に加えて、
糖尿病、高血圧症、肝疾患、腎疾患
の4つを加え、
「7大生活習慣病」
と呼ばれることもあります。
その他にも、
動脈硬化症、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)、
骨粗しょう症、歯周病、
慢性閉塞性肺疾患(COPD)、
なども
生活習慣が要因となって起こる疾患です。
動脈硬化症は、
高血圧症、脂質異常症、喫煙の
3つの危険因子が重なると
より進行するといわれています。
このように、ある疾患が要因となって
別の疾患を引き起こすこともあります。
そこで、これらをまとめて予防するために、
おおもとの生活習慣を見直すことが
とても大切ということです!
▼まとめ▼
・生活習慣病は誰にでも起こる可能性がある
・生活習慣が要因となる疾患“たち”の総称
・ある疾患が別の疾患を引き起こす
・生活習慣の見直しで予防ができる
生活習慣病がどんな疾患か、
なんとなく分かりましたか?
これから少しずつ、
それぞれの疾患についてや、
予防するための食習慣、運動習慣について
詳しくお話していきたいと思います。
正しい知識を身に付け、
実践し、習慣化することで
健康を維持できるよう頑張っていきましょう!
参考文献:
e-ヘルスネット > 生活習慣病予防 > 主な生活習慣病 > 生活習慣病とは?
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-001.html
e-ヘルスネット > 健康用語辞典 > 生活習慣病予防 > 生活習慣病
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-040.html
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