食事の回数とダイエット
こんにちは!ノルン鍼灸院・管理栄養士,登録販売者のななむらです!
食事は1日3食が理想といわれています。
しかし、忙しい日や、朝起きるのが遅いときなどは、朝食と昼食が一緒になって1日2食になってしまうこともありますよね。
私も、たまに休日朝寝坊して朝食と昼食が一緒になってしまうことがあります…。
ただ、1日2食と1日3食の違いによって、健康にどのように影響があるのか、みなさん知っていますか?
今回は、食事の回数によって健康やダイエットにどのような影響があるか、紹介していきたいと思います!
▼1日2食は力士が実践する食事法!▼
よく、体を大きくしたい力士などは1日2食の食事方法をしています!
この理由としては、一度に多くの糖質を摂り、空腹の状態を長く作るためです。
そうすることで、インスリンの分泌が多くなり、体脂肪を増やすことができます。
このことから、いつも1日3食で摂っているエネルギーと同じ量、もしくはそれよりも多いエネルギー量を1日2食で摂っていると脂肪を蓄えやすくなり、一般の人では肥満に繋がってしまう可能性があります。
逆に、1日2食にすることで、1食分のエネルギーがそっくりそのまま不足してしまうと、1日に必要な栄養素を十分に摂れなくなってしまう可能性があります。
その結果、体力の低下や、免疫力の低下、疲れやすくなるなど様々な体の不調を引き起こしてしまいます。
さらに空腹時間が長くなると、筋肉も分解されエネルギーとして使われるため、筋肉量が減少してしまうのです。
筋肉量の減少により代謝を低下させ、 太りやすくなったり、スポーツでのパフォーマンスの低下といったことにも繋がってしまいます。
▼1日3食やそれ以上の回数は安定して栄養を摂取できる!▼
1日3食の食事をとることで、インスリンの分泌を安定させ、体脂肪が増えにくくなります。
毎食しっかりたんぱく質を摂れば、血中アミノ酸濃度も安定するため、筋肉の分解も抑えられます。
また、小分けに食べることによって1度で大量に食べるより胃腸への負担を減らす効果もあるのです。
▼食事回数を減らした方が良いという考え方の理由▼
最近、食事の回数を減らした方が良い、1日1回の食事でオートファジーを促進させた方が良い。
といった考え方も出てきています。
食事の回数を減らすことでエネルギーの過剰摂取や糖質の摂り過ぎを防ぐ、といった意味では有効かもしれませんが、適正なエネルギー量、糖質量を摂取している場合は1日3食の食事をとった方が良いといえるでしょう。
高齢者などは特に食事の回数が少ないと十分なエネルギー量を摂取することが難しいため、できれば1日3食は食べるほうが良いですね。
他にも筋肉をつけたいと考えている方は、たんぱく質をしっかり摂取することが大事になるため、食事の回数は多い方が良いといえます。
オートファジーについては、別の機会に改めてメリットやデメリットを紹介出来たらなと思います。
今回は、食事の回数についてお話してきました。
1日3食、適正なエネルギー量、糖質量、十分なたんぱく質量を摂取することで、健康な体を手に入れましょう!
参考文献:
食生活のあり方を簡単に示した栄養3・3運動[厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト]
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-001.html
健康に良い規則正しい食生活とは[公益財団法人長寿科学振興財団]
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/rouka-yobou/shokuji.html
【筋トレ】1日3食だと筋肉は大きくならない!?ダイエットにも最適な本当の食事回数が判明[YouTubeチャンネル:山本義徳 筋トレ大学]
https://youtu.be/r77d6TGtMAE
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