自分がどうして醜形恐怖になったか、幼少期から自分史を辿っていきたいと思う。共働きの両親の長男として生まれる。一つ下に妹がいる。よく、醜形恐怖は幼少期の母子関係の不具が原因だといわれるが、自分の場合はそんなことはなかったように記憶している。フルタイムで働く母親に会えない寂しさや妹に嫉妬する気持ちが全くなかったわけではないが、正常の範囲内。むしろ、両親は私に無条件で愛してくれていた方だと思う。父親から多少殴られたりはしたが、原因が自分の悪態にあることが多く、躾の範囲内だろう。
はじめに。私の自己紹介を少ししておきたいと思います。年齢は27歳で、性別は男です。現在は、故郷を離れて、一人暮らしをしながら、とある会社に勤めています。会社はいわるゆ大企業と呼ばれるところで、仕事内容や人間関係にもそれなりに満足しています。傍から見れば、そこそこ順調な人生なのかもしれません。 しかし、私は醜形恐怖という爆弾を抱えています。醜形恐怖とは、日常生活に支障をきたすほどに、外見の些細な欠点にとらわれ、思い悩む精神疾患です。私はこの病気を14歳で発症し、以来13年