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クリスマスやお正月は「誤飲・誤食」に注意!/キッズドクター看護師からのお便り

こんにちは。キッズドクター看護師の保﨑です。

街なかの華やかな装飾や、いたるところに流れるクリスマスソング。大人も子どもも関係なく心踊る季節がやってきました🎄✨️
12月はクリスマスに冬休み、お正月と、楽しいイベントがたくさんあります。今回はそんな楽しい時期だからこそ気をつけたい、子どもの「誤飲・誤食」についてお話したいと思います

💡12月は子どもの「誤飲・誤食」に注意!

イベントで普段食べないようなものを食べたり、普段会えないご家族と一緒に食事をしたりする機会が多いこの時期は、子どもの「誤飲・誤食」の危険が増える時期でもあります。

年末年始は病院もお休みのことが多く、「受診したいけど開いている病院がない」ということも考えられます。子どもが危険な状態にならないためにも、誤飲・誤食について知り、予防していきましょう。

⚠️クリスマスやお正月に注意したい「誤飲しやすいもの」

子どもの誤飲・誤食は思いもよらないところで起こります。クリスマスやお正月に登場しやすいこんなものに注意しましょう。

✅️ ピック、爪楊枝

イベント時によく使われるピックや爪楊枝は、力加減の難しい子どもには危険な場合があります。
勢いよく口に入れた拍子に折れて飲み込んでしまう先が尖っていることで口の中を傷つけてしまうなどの事故も起きているため、小さな子どもがいる家庭では使用を控えるのがいいでしょう。

✅️ 豆、お餅などの喉に詰まりやすい食材

喉に詰まりやすい食べ物は、子どもが食べても大丈夫か事前に確認しましょう。例えばお正月の食事によく使われる豆やお餅には要注意です。

豆類を食べるときは、小さく切る、喉を潤してから食べるなどの工夫をしましょう。小さな子どもは食べるのを控えてもいいかと思います。

お餅は小さく薄く切りましょう。乾いているとくっつきやすく危険なため、汁物や大根おろしなどと一緒に食べる工夫をしましょう。またお餅が食べられるのは一般的に3歳以降と言われていますが、子どもの発達状況によって判断しましょう。

✅️ アルコール類

大人が楽しく美味しそうに飲んでいるものには、子どもも興味を持ちやすいものです。
透明なジュースと間違えた、味が甘くて飲んでしまったという事故も起きやすいため、お酒が入ったグラスやおちょこなどは子どもの手の届かない場所に置くようにしましょう

✅️ 食べたことのない食材、アレルギーが起こりやすい食材

子どもは好奇心が旺盛で、初めて見るものでも口に入れてしまうことがあります。年末は普段会えない人と食事をする機会も増えると思うので、アレルギー食材や食べたことがない食材がある場合は、大人同士で情報を共有して誤食を防ぎましょう

🌟年末年始に気をつけたいアレルギー食材の例🌟
✅️ そば…食べなくても、茹で汁に触ることでアレルギー反応が出ることもあります。

✅️ エビ、カニ…おせち料理でよく目にするだけでなく、実はちりめんじゃこや佃煮に含まれていることもあります。エビやカニを調理したまな板を使って他の食材を調理することでアレルギー反応が出ることもあります。

✅️ ナッツ類…気管に詰まりやすい大きさなので、窒息にも注意が必要です。子どもの手が届かない場所に置くようにしましょう。

帰省や旅行の際は保険証や医療証を忘れずに!

年末年始には帰省や旅行をされるご家庭も多いのではないでしょうか。急な体調不良にも対応できるように、遠出の際も保険証や医療証、母子手帳、お薬手帳を忘れずに持っていくようにしてくださいね。

また地域の休日診療や救急診療担当の医療機関を早めに確認しておくと安心です。キッズドクターは年末年始も休まず診察を行うので、お困り事がある際はオンライン診療もぜひご検討ください😌

12月も元気に過ごしましょう🍀

皆様にとって、2024年はどのような年でしたか?
年末は楽しいイベントが多いぶん、生活リズムが崩れて寝不足にもなりやすいかと思います。「終わりよければ全てよし」ともいいます。冬休み中も早寝・早起きを心がけて、年末を健康に過ごせるといいですね。

本年も看護師のお便りをお読みくださりありがとうございました!2025年もどうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください🎍