寒い冬を元気に過ごすコツは?/キッズドクター看護師からのお便り
新年あけましておめでとうございます🎍キッズドクター看護師の伊藤です。
2025年もキッズドクターをどうぞよろしくお願いいたします。
さて、前シーズンの冬は暖冬と言われていましたが、この冬は冬らしい寒さを感じます。寒い日が続くと体調を崩しやすくなりますし、外に出るのも億劫になってしまいますよね。そこで今回は、子育て家庭が寒い冬を元気に過ごすためのコツをお伝えします!
コツ① 環境や服装を整えて外から温めよう
子どもは大人と比べて体温を調節する機能が未熟で、服装や環境の影響を受けやすいです。冬は室内と室外の気温差が激しく、服装や環境の調整に悩まれる保護者様も多いことと思います。まずは室温や服装の目安について解説しますね。
💡冬の室内環境の目安は?
冬に快適に過ごせる室内の環境は、温度20〜23度、湿度50〜60%が目安とされています。環境調整の参考にされてくださいね。
💡子どもが寒くないかを確認する方法
子どもが寒くないか確認するには、背中やお腹を触ってみましょう。背中やお腹があたたかければ、快適に過ごせているサインです。逆に背中やお腹が冷えていたら、室温を上げたり洋服を増やしたりして、あたたかく過ごせるように調整してあげてくださいね。
手足が冷たくなっていると、寒いのではないかと心配になるかもしれませんが、実は手足の冷たさと寒さはあまり関係ありません。
子どもの手足には、温度を感知するセンサーのような働きがあります。手足が冷たくなっているときは、手足の血管を収縮させることで体の熱を逃さないようにしているのです。
そのため手足の冷たさでは判断せず、背中とお腹を確認してみましょう。
💡服装の調整方法
冬はもこもこふわふわとしたかわいらしいお洋服が多く、コーディネートを考えるのも楽しいですよね。
冬の子どもの服装は、厚手の服を1枚着るよりも、薄手の服を複数枚重ねるのがおすすめです。着替えや体温調整がしやすくなります。
また暖房がきいた部屋に入ると、冬でも汗をかくことがあります。汗で肌着が湿っていると体が冷えるので、汗をかいていたらこまめに着替えさせてあげてくださいね。
コツ② 食事で体の内側から温めよう
毎日の食事でも、体をあたためることができます。食材選びと食べ方を少し工夫してみましょう。
💡体をあたためる食材を摂ろう!
日頃何気なく食べている食材のなかにも、体を温めたり冷やしたりする効果があることをご存知でしょうか?体をあたためる食材には以下のようなものがあります。毎日の食事に取り入れてみてくださいね。
✅️ 寒い地域で採れる旬のもの
・ にら、ねぎ、かぶ、白菜、りんご、柿、れんこん
✅️ 色の濃いもの(黒色や赤色のもの)
・ かぼちゃやにんじんなどの緑黄色野菜
・ 赤みのお肉やお魚
・ 海藻、納豆、黒胡麻、黒砂糖
✅️ 土の中に向かって育つもの
・ ごぼう、にんじん、いも類
✅️ 水分が少ない食材
・ 根菜など
これらの食材を、うどんやお鍋、スープなど、あたたかい料理に使うとより体が温まります。また夏に旬を迎えるナスやトマト、きゅうり、バナナなどは体を冷やす作用がありますが、加熱調理することでその作用を薄めることができるので、冬はあたためてから食べると良いでしょう。
💡よく噛んで食べよう
体を温めるには、実はよく噛んで食べることも大切です。よく噛んで食べることは、消化吸収を促すだけではなく、体を温め、免疫力を高める効果もあるのです。またよく噛んで食べることで満腹中枢が刺激され、体脂肪が燃やされて体温の上昇にもつながります。
年末年始のお休みで美味しいものをたくさん食べて、胃も疲れている時期かと思います。家族みんなでよく噛んで、消化吸収を促すとともに体も温めていきましょう。
今年もよろしくお願いします😌
2025年が皆様にとって素敵な1年になりますよう、キッズドクタースタッフ一同願っております。今年もキッズドクターが皆さまの支えになれましたら幸いです。どんなことでもお気軽にご相談くださいね!