「愛なき森で叫べ」と「闇金ウシジマくん3」
Netflix配信の映画「愛なき森で叫べ」を観た。
監督は「冷たい熱帯魚」の園子温(その しおん)さん。
この「愛なき森で叫べ」は実際に日本で起きた事件に構想を得て作られた。
同じくこのこの事件にヒントを得た作品に
「闇金ウシジマくん3」がある。
似ていて非なるこの2作品、どうにもこうにも「すごすぎる」内容になっている。
好みも真っ二つに分かれるところになるだろうが、
もし「冷たい熱帯魚」をまだご覧になっていない読者が、
「愛なき〜」を「どれどれ」と観るのであれば、ちょっと覚悟をしてほしい。
そしてもう一つの「闇金ウシジマくん3」を初めて観ようと思う読者がもしいるのであれば、
「これは実際の事件にヒントを得て作られた作品」ということを思い出してほしい。
両作品とも同じ事件が元に構想されているが、仕上がりは全く違っている。
主人公は両作品ともに口のうまい男前の詐欺師。
この詐欺師がとんでもない事件を起こすのだが、
「愛なき森〜」はこの主人公とは別の人物がキーパーソンとなっている。
この人物とは一体何者なのか。最後まで目が離せない。
「闇金〜」はこの主人公が全ての根源だ。「闇金融」というベースが、うまくこの「実話」に「フィクション」として絡んでくる。
世間を震撼させたこの事件、実際の犯人は死刑が確定している。
映画の主人公の行く末はどうなるか、映画は暗に示唆している結末になっている。
両方の話を書きつつ、感想を語ろうかと思ったけれどやめた。
それをするにはあまりにも重いから。
気になる人は観てみるとよい。どちらもNetflixで配信してる。
一つだけ言わせてもらうなら、
映画の詐欺師、椎名桔平。
ドラマの詐欺師、中村倫也。
どっちもヤバすぎるくらい怖い。
いや、ホントに。
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