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チーズ選びに迷ったら!製造担当おすすめの、ノースプレインファームチーズガイド

今回は、「ノースプレインファームのチーズは種類が多くてどれを選べばいいかわからない!」という方のために、実際にチーズを作っている製造担当の雨宮さんに、それぞれのチーズの特徴やおすすめポイントを教えてもらいました。

ぜひ、ノースプレインファームのチーズ選びの参考にしてくださいね!

製造担当の雨宮さんについては、こちらの記事↓もどうぞ!


チーズを選ぶために

まず、チーズを選ぶ際には、どのような料理やシーンで楽しみたいかを考えることが大切です。ノースプレインファームでは、大きく分けて2つのタイプのチーズを提供しています。

それぞれのチーズには、料理やシーンに合わせた特徴があります。

フレッシュチーズを楽しみたい方には
おこっぺ有機モッツァレラチーズ

フレッシュなミルク感と繊維質の独特の食感が魅力の「おこっぺ有機モッツァレラチーズ」。

熟成工程のないフレッシュチーズなので、新鮮なほどおいしく召し上がっていただけるチーズです。原料の生乳は、興部近隣の農場から受け入れた新鮮な有機生乳を使用し、毎週水曜日に製造しています。

おこっぺ有機モッツァレラチーズ

製造したらすぐに真空包装して北海道内であれば翌日には店頭に並びます。賞味期限は3週間です。出来立てのモッツァレラは定番のカプレーゼやサラダがおすすめで、ナイフで切ってもおいしいのですが、手でちぎってほぐしていただくとソースが良く絡みます。

賞味期限が近づくともっちりした食感になり、酸味が出てくるので加熱して食べるのがおすすめです。よく伸びるもちもち食感をお楽しみください。

季節ごとのミルクの変化を楽しみたい方には
季節の有機セミハードチーズ

季節の有機セミハードチーズ」は全乳の(ミルクをそのままぜんぶ使う)熟成チーズです。脂肪を抜かず、1カ月~3カ月の比較的短い期間で熟成しています。搾りたての生乳をそのまま使って作られるため、季節ごとのミルクの変化を楽しむことができるチーズです。

季節の有機セミハードチーズ

その名の通り、オホーツク地域の四季を感じていただくには一番のチーズです。特に春になって放牧が始まる時期には、チーズの出来に大きな変化を感じます。冬に干し草を食べた牛の乳からは白いチーズができるのですが、牛が春に青草を食べると脂肪に含まれるカロテンが増えて、黄色いチーズになるのです。

味も変わっていき、コクのあるしっとりしたものから、青草の香りがさわやかな、うまみのあるものになっていきます。黄色いチーズを見ると「今年も始まったな!」と春の訪れを実感し、わくわくするのです。

店頭に並んですぐのものは1カ月~3カ月程度前の生乳が使われています。四季の味わいを楽しんでいただきたいです。

濃厚な味わいを楽しみたい方には
おこっぺ有機ゴーダチーズ

おこっぺ有機ゴーダチーズ」は、ノースプレインファームのチーズ製造の基本となるチーズです。熟成期間は3カ月以上で、長期熟成中での脂肪の変化の影響を少なくするために、製造時にクリームを一部抜いて脂肪率を調整しています。

おこっぺ有機ゴーダチーズ

ミルク感と熟成による旨みのバランスの良いおいしさ。「季節の有機セミハードチーズ」、「おこっぺ有機ハードチーズ」と食べ比べると一番シンプルでありふれた味に感じるかもしれませんが、食べ飽きず、どんな料理にも合わせやすい強みがあります。

私はゴーダチーズトーストが好きで、加熱するととろけたチーズからオイルがジワッと浮いてとても良い香り。ぜひお試しください。

長期熟成の奥深い味わいを楽しみたい方には
おこっぺ有機ハードチーズ

おこっぺ有機ハードチーズ」の特徴は長期熟成で生まれる強い旨み。お酒好きな私の大好きなチーズです。

おこっぺ有機ハードチーズ

1年以上の間、何十回と反転させて大切に育てたチーズはコクと旨みの塊のような味。ほかのチーズと比べて味が濃く感じると思いますが、塩味が濃いわけではありません。

生乳のタンパク質が分解されたアミノ酸由来の旨みは塩味を感じやすく、苦味を感じにくくする効果があるのです。少しずつ食べても満足感があるので長く楽しんでいただけますし、削って料理にふりかければとても良いアクセントになります。

お客様に「お酒に合うチーズは?」と聞かれたら迷わずおすすめするチーズ。ぜひ味わっていただきたいです。

フレーバーチーズでさらに広がる楽しみ

ノースプレインファームでは、シンプルなチーズに加え、フレーバーを加えたチーズも人気です。バジルペッパー北見産の熟成黒にんにくなどを組み合わせたフレーバーチーズは、おつまみとしても、料理のアクセントとしても優秀です。

隠れた人気のフレーバーチーズ

お客様に「バジルやブラックペッパーはどのように混ぜているのですか?」と聞かれたことがあります。チーズ製造では生乳からホエイを抜いて「カード」という米粒のような状態にしてから型に詰めて成形するのですが、型に詰める作業の直前でフレーバーを入れ、機械を使わず手作業で混ぜています。

カードが冷えないように急いで混ぜ合わせて型詰めし、チーズの中にフレーバーを閉じ込めるような感覚です。新作のフレーバーチーズも毎年チャレンジしていますので限定セットなどで販売があるかもしれません。お楽しみに!

スモーク好きの方には…

おこっぺ有機スモークチーズ」と「有機セミハードチーズの桜のチップ燻製」は、北海道中川町の桜のチップを使い、チップを燃やした煙で香ばしい香りと燻製独特の色合いを出しています。

スモークの香ばしい風味が噛むごとに広がります

スモークチーズのちょうどよい香りと色合いを出すには、チーズの温度や、部屋の温度、湿度が重要で季節に合わせて毎回試行錯誤をしています。

普段チーズを食べなれていない方にも気に入っていただけることがあり、リピートしていただける方が多い印象です。本格的な燻製とチーズの相性をお楽しみいただければ嬉しいです。

ノースプレインファームのチーズ選びは、シンプルなものからフレーバー豊かなものまで、多彩なラインナップが揃っています。軽いタイプが好みの方は「おこっぺ有機モッツァレラチーズ」や「季節の有機セミハードチーズ」を。

しっかりとした味わいを楽しみたい方は「おこっぺ有機ゴーダチーズ」や「おこっぺ有機ハードチーズ」を選んでみてください。風味豊かなフレーバーチーズスモークチーズも、料理やお酒のお供にぴったりです。

ぜひ、季節ごとの風味や熟成期間の違いを楽しみながら、自分だけのチーズライフをぜひ見つけてみてください

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