「何を」の前提は「どこで」「誰と」。
2,キャリアの目標設定
について。
キャリアを考える、と聞くと、「自分」はどうなっていきたいのかと考えるわけですが、前回記事をかきながら、その視点だけでは見えてこないなと思ったのです。
結論から言えば、「どこで」「誰と」という視点が大切で、これまであまり考えてこなかったなとところだなと思いました。仮に、古い体質を抱える企業(どこで)の改革に取り組むリーダー(誰と)に属したとして、そこでどんなキャリアが想定されるのか。
・事務処理をデジタル化する
・何のためにデジタル化をするのか、目的やメリットを社員に共有、教育をおこなう
・変化に対応する、あるいは先手を打つには経営状況をリアルタイムに把握し、会社が新しい事業や人材に投資をする助けになること
ざっとそうした仕事を目指すとして必要なことは、
・まずそもそも経理全体の流れがわかる、できる。
・経理の流れだけでなく全社の業務がわかったうえで全体最適なシステムを考える
・システムを現場に浸透させるコミュニケーション能力
こうして考えていると、自分は変化の中で仕事したいのだなと気づきます。会社の変化を土台(バックオフィス側)から作れる人材、がキャリアの目標といったところでしょうか。
以下余談ですが、たとえばミュージシャンなら、バンドマンなのかセッションマンなのか、というキャリアがあって、
経理であれば、企業の経理部か、税理士事務所や会計事務所か、みたいな選択肢がありますが、
チームの1員として、その文化や人間関係も含めた中で機能することと、どんな現場でもクライアントの要求に応えることの違いで、その構図が似ていて、自分は前者(バンドマンで企業経理)だと考えました。
そうなると、世間一般でいう良い会社、というより合う会社を探すのが大切、と腑に落ちた次第です。
執筆時間は45分でした。