自分の人生のバランスシートを考える。
ジブン株式会社ビジネススクール11月の2限目
「貸借対照表は何がわかるのか?! お金はどこからやってきて、何に変わっているのか。」
貸借体表の右側はどのようにお金を集めたか、左側はそれが今何に変わったのか、ということで、
企業活動とは
1お金を集める
2投資をする
3利益を上げる
の3ステップに集約されますが、2から3へは、投資によって得た資産の働きが利益につながるという流れがある。では、1→2の流れで何に投資をして何を資産として得たのかが、利益を得る源泉になるのだから、どんな資産を得ていくのか、という戦略が大事になります。
これを人生に当てはめて考えたときに、資産の中でも、インビジブルアセット、見えざる資産に注目し、子供時代から振り返ってそれは何によってもたらされたのかを考えようという趣旨です。
で、図。
おギャーと言いながら、お金を持って生まれてくる人はいないので、多くの場合、親や、育ての親となる人などの資産のもとに育てられます。
ここで、親も自分とは別の人格なので、親のお金を他人資本とする考え方もできるのですが、ここでは自己資本としてみます。債権者というよりは、出資者に近い立場だと思うのです。
ごはん食べさせたり遊んだり、色々なところに連れて行ったり。体の成長や様々な経験が親の出資によって、その子の見えざる資産として積み上がっていきます。
そして学校。今度は国や自治体によって教育投資が行われます。義務教育も自己資本として考えます。読み書きそろばん。社会生活の上での基礎的な能力を資産として積み上げていきます。
自分のことを振り返ると、30歳くらいまでこの視点での戦略性が全くなかったなと思います。なので現在に近いところから振り返ると、
・職業訓練
公的な職業訓練で勉強して現在経理等の仕事をしています。雇用保険の仕組みを利用して教育を受け、技能や簿記の資格を得たわけですが、この仕組みは出資というより融資に近いものとしてとらえています。受給には要件や審査があり、給付を受けながら学校に通って、その後働いて雇用保険料を納める立場となって返済している感覚ですね。(義務教育が出資で職業訓練が融資、明確な基準によってでなく、あくまで個人の感覚で分けています)
・自主的な勉強
キャリアアップしたい一環でFASSという経理実務検定の勉強をしているのですが、職業訓練の実際の授業を請け負っていた教育機関(資格の学校TAC)のカリキュラムを、自分で稼いだお金で購入して勉強しています。職業訓練でお世話になった&授業内容に信頼がある、という理由で今度は顧客になったわけですが、こうした循環もちょっと面白いなと思っています。
それと少し前(4~5年前?)お金や投資について教えるスクールに通いました。今思うと授業料もそれなりに高額で、ほかの勉強の仕方もあったかな、とは思うのですが、積立投資等の含み益が、ぼちぼちその金額を超えるので、経験含めてまあオッケーです。
いくつか振り返って思うのは、経験や能力という資産が、価値を生むレベルに達するまでやり切ることと、その前提としてどんな資産を構築するのか戦略を持つことの重要性です。
20歳の自分に教えてやりたい。ノースkでした。