サウジアラビア国内リーグ現地観戦
サウジアラビア国内リーグ観戦のすすめ
2023年5月の浦和レッズのACL決勝@リヤドにあわせてサウジアラビアに遠征しました。その際、浦和vsアルヒラルのほか、2試合、現地の国内リーグを観戦しました。
日本のJリーグもそうですが、チケットの発券システムは日々刻々と変化していくため、2023年5月の参考情報としてご参照ください。
なお、観戦時、私は40代男性です。
女性の観戦も可能になっているとはいえ、女性のみ、あるいは女性連れの観戦については別途確認した方がいいです。
サウジアラビア国内リーグの日程確認
サウジアラビア国内リーグの公式サイトは以下の通りです。
各クラブの公式サイトはここからもリンクがあったり、もちろんGoogle検索で到達することも出来ます。しかし、なにかとリンク切れを起こしたりしていて信用性に欠けます。
せめて国内リーグ公式サイトからのリンクぐらいは生きていてほしいものですが……。
もちろん、Googleなどで日程を確認することも可能です。
また、サウジアラビアに限らず海外サッカー全般・海外のイベント全般にいえますが、試合日程・試合時間は現地の時間なのか、日本時間(JST)なのかは要確認。勝手に気を利かして日本時間で表示されていることもあります(特にGoogleのシステムを使っている場合は要注意)。現地に着いたら開始時間を再確認した方がいいです(直前に会場が変更になる可能性もあります)。
サウジアラビアは、試合によっては現地時間21時30分キックオフのものもあったりします。昼が開始時間として表示されていたらJSTではないかと疑うべきです。
予約の要否~基本的には不要
ACL決勝が満員であったこと、クリスチアーノロナウドが移籍したことなどから、とんでもなく人気のリーグで超満員なのではないか……と危惧しておりましたが、実際にはがらがら。クリロナのいるアルナスルですらがらがらです。
ですから、基本的には予約は不要。現地に行けばなんとかなるはず。
Google翻訳で「チケットを買いたい」などと示して、係員に教えてもらい、現地でスマホを操作してチケットを買えば入れずはず!
なお、ブライダーで行われたアル・ラーイドの試合(対アル・バティン)はチケットの発売がなく、入場口でチケットが配布されていました。
予約サイト
基本的に予約不要といいつつ、予約サイトっぽいものを以下に挙げます。
日本のClub J Leagueのような、統一的なチケット予約サイトはありません。
なお、Jリーグのチケットを海外からは買えないのと同様に、日本に居ながらにして買えないサイトもあると思われます。また、オーストラリアのTicketekなどは言語を英語にしないと見られなかったりしますので、サイトを見られない場合には言語をいじってみるのも手です。
ビッグクラブのアルヒラルは”Blu”というアプリを出していますが、ここからチケットを予約できるのかは確認していません。
多くのクラブはticketmxでチケットを発売しています。ただ、チケットが出てくるのは試合の直前、2~3日前、あるいは前日や当日ですので、ここにチケットが表示されないからといって試合が無くなったわけではありません。
郵便局系のmakani.comでも売られていることがあるようです。
私がサウジアラビアで観戦した試合
① ACL2022 浦和レッズ@アルヒラル(キング・ファハド国際スタジアム)
この試合はもちろん事前にHIS経由でホテル⇔スタジアムのバス移動を含めたチケットを購入しました。
なお、事前にチケットを購入しなかった方も、諦めずに現地に乗り込んだら観戦できた、という実例もありますので、諦めないことが肝要!
② アル・ラーイドvsアル・バティン(ブライダー市キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム)
元浦和のマウリシオがいるアル・バティンの試合を見るため、リヤドからブライダーに移動して観戦。Google Mapで「キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム」で検索すると、ジェッダのスタジアムもヒットするのですが、場所はリヤドの北西、300kmほどの場所にあるブライダーです。
大きなスポーツコンプレックスになっているようですが、一般の入場口は東側にありました。西側は偉い人?が入るゲートのようです。
上にも書きましたが、予約サイトのどこにもこの試合が表示されなかったものの、スタジアムの入口前でチケットが配布されておりました。
ハーフタイムには、紅茶の無料サービスも。いい意味で地方の雰囲気のあるスタジアムです。
なお、ここでも浦和の名前は知られており、ACL決勝の応援をされました。アルヒラルは国中で嫌われているようですね……。
ちなみに、私は徒歩で乗り込んだのですが、サウジアラビアで徒歩で乗り込む人間は皆無です。道を渡るのも若干勇気が要るので全くお勧めしません(治安的な心配はありません)。ブライダーはUBERが使えますので(Careemは範囲外)、きちんと使うことをお勧めします。
③ アル・シャバブvsアル・ファトフ(プリンス・ファイサル・ビン・ファハド・スタジアム)
リヤドで行われた試合です。元神戸・柏のキム・スンギュがアル・シャバブのGKで先発しておりました。
ここは試合当日に“Al Shabab ticket”で検索したところ、唐突にticketmxのサイトがヒットし、ネット上でチケットを買うことが出来ました。価格は10SAR、日本円にして300円~400円です。
チケットはブロック指定方式なのですが、実質的には自由席でした。なお、入場時、なぜか空きペットボトルのみが回収され、中身の入ったペットボトルは(私が思いっきり手に持って「どうするの?」というアクションをしたのに)没収されませんでした。
その他注意点
現地2試合+ACLを見る限り、サウジアラビアは、基本的にバックスタンドから選手が入場します。そして、観戦席はバックスタンドがメインです。
コアサポはバックスタンド中央部に陣取るのがデフォルトのようです。
ゴール裏には客を入れていないこともあり、バック側からメイン側に移動できないこともあります。なので、席を選べるサイトではバック側の座席を買うことをお勧めします。
コアサポゾーン以外の場所では皆さん基本的に着席して観戦しておられますので、日本人がふらりとカメラ片手に乗り込んでもコアな人から「立って飛んで手を叩け!」と怒鳴られるようなことはありません。
服装も自由で、少なくとも男性であればTシャツでOK。色はホーム側にあわせた方が無難でしょうが、中心部以外の人は大きなこだわりは持っていないと思います(私は会った人に「浦和のユニは着てないのか」と残念がられました)。
なお、私はコンパクトデジカメを持参していきましたが、問題なく持ち込めました。一眼レフの可否は不明です。
バックスタンド側では女性客を見なかったような記憶がありますので、女性連れの場合はスタジアムの入口で聞く(Google翻訳などを示す)方がベターだと思います。
現地の試合を見て思ったのは、サウジアラビアの応援は前半が中心で、後半になると静まることが多いということです。私が見た現地2試合はいずれもホームが勝っておりますが、ホームが勝っているのに後半開始時点ではチャントがないなど、Jリーグやヨーロッパの他のリーグを見ていると違和感のある雰囲気でした。
同時に「浦和がアル・ヒラルを黙らせた」とされているACL決勝1st legですが、正直「後半になったら勝手に黙る」という面もありそうです。
そういうことも含めて、現地のリーグを観戦するのは楽しいと思います。